テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第22章 嵐 コンサート 起動!!

S『 ジャジャジャジャーン』
 早口言葉のような歌詞をスラスラ歌う櫻井

M「Hawaii!楽しんでいこうぜ」


O「 未来は」

N「 going together」

O「 どこにでも あるさぁ おぉぉぉ」


 ドキドキ


(櫻井がケガしませんように…)


大野の合図で四人が側転披露


(よし 上手くいった!!!)

一人でガッツポーズをする。


 テンポの速い歌詞とダンスを揃えて、この曲を終わらす


ステージの上で五人がアイコンタクトしている。


次の曲は二宮がリードする〝五里霧中〟が流れる。

N「いくぞ! はい はい はい  いくぞぉ!」
 二宮が観客をあおる。

O「はい はい はい」
 大野も腕を開けあおる。


M『 本日は 晴天なり!』
 松本が歌い出すと、

 四人が一斉にメインステージから中央ステージに歌いながら走り出した。


A『 天国は おとなり!』


二宮がゆっくり歩きだす。

(ん 二宮?)

宮{良い天気じゃ!}
 胡坐を組んだまま浮遊している宮様

浜地≪宮様 どうか 私の側から離れないでください≫
 周りを気にしながら、立っている浜地。


(浜地はコッチのオモリをしているのか…)


S『 草むらに咲く花は』
 櫻井が歌う。

M『 いこ ぅお!』
 松本が声を張る。

A「はい! はい! はい!」
O「いえーい」

ファンサービスをする 相葉と大野。

N{ようこそ! 嵐でーす}
 マイクに拾われない、わかる人にしか聞こえない“声”を出しながら手を振る二宮。


(おいおい 初っ端から、力を併用すると、体に負担が…)

 手を振りながら歩く二宮にいきなり{カズナリぃぃ}と声をあげ、飛んでいこうとする宮様


浜地≪宮様!!≫
 慌てた浜地が宮様の衣を掴む。

 宮様に引っ張られ霊体が空だから半分抜け出そうになっている。

急いで宮様と浜地マネを御簾で隠す。


N「ははははは」
 浜地の青ざめた顔を見て、指を指しながら声に出して笑う二宮。


(まったく 困った ガキどもだ!)


≪宮様!≫
急ごしらえの御簾の中にいる宮様に声を掛ける。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ