
虹色の精霊に導かれて…
第3章 出発点への道
相葉視点
成田空港の搭乗口の近くの控え室で俺は、横になっていた。
部屋には、カズと俺二人だけ…
カズはさっきから、スマホを握っている。
しばらく、うろうろ歩いてから、俺の横に座わった…
N「気分はどう?落ち着いた?」
そっと頭を撫ぜてくれる。
「…ぅん…大ちゃん来るぅ?…」
自分でも弱ってるって分かるくらい小さい声で聞く。
N「大丈夫!来ますよ。さっき『必ず来てくださいね』ってメールしましたから…」
何度も何度も、優しく頭を撫ぜてくれる。
「返信は…」
起き上がれなかったから、そのままの体制で聞く。
N「すぐ来るわけないでしょ?いつもソウでしょ?」
(そうだね…)
自分の声が小さすぎて聞こえない…
N「それより、まーくん…
この事…翔さんにも、潤くんにも言っていい時まで、言っちゃだめだよ。
もちろんこの事知らないマネにも…」
カズが俺の方を見ないで、話をする。
「なんで…」
すこし、体を起こして問い直す。
N「な…なんで…でも…です」
カズの言葉が、苦しそう…
「俺が……ダメだから…」
また、涙があふれる。感情がドンドン下降していく。
N「しっかりしろ!!」
いきなり両手で、思いっきり俺の頬を挟み、グッと持ち上げるカズ。
「イッターい」
頬を掴まれた痛みと、グイッと持ち上げられた首の痛みで、目が覚めるくらい衝撃があった。
N「いいか!よく聞け!今から行くところはどこだ!」
結構な声で、俺に向かって放った言葉。
「え?」
なぜそれを聞く?みないな反応をしてしまった。
N「言え!」
カズがニノになって叫ぶ。
「ハワイ…」
N「ハワイに何しに行く!」
「ブラスト…」
N「?聞こえない!ちゃんと言え!声出せ!」
「アラシ ブラスト イン ハワイぃ!」
N「15周年イベントだ!気合い入れろ!」
「イベントだ!気合いだ!!」
ニノの勢いに押されて、最後の方は叫んでいた。
成田空港の搭乗口の近くの控え室で俺は、横になっていた。
部屋には、カズと俺二人だけ…
カズはさっきから、スマホを握っている。
しばらく、うろうろ歩いてから、俺の横に座わった…
N「気分はどう?落ち着いた?」
そっと頭を撫ぜてくれる。
「…ぅん…大ちゃん来るぅ?…」
自分でも弱ってるって分かるくらい小さい声で聞く。
N「大丈夫!来ますよ。さっき『必ず来てくださいね』ってメールしましたから…」
何度も何度も、優しく頭を撫ぜてくれる。
「返信は…」
起き上がれなかったから、そのままの体制で聞く。
N「すぐ来るわけないでしょ?いつもソウでしょ?」
(そうだね…)
自分の声が小さすぎて聞こえない…
N「それより、まーくん…
この事…翔さんにも、潤くんにも言っていい時まで、言っちゃだめだよ。
もちろんこの事知らないマネにも…」
カズが俺の方を見ないで、話をする。
「なんで…」
すこし、体を起こして問い直す。
N「な…なんで…でも…です」
カズの言葉が、苦しそう…
「俺が……ダメだから…」
また、涙があふれる。感情がドンドン下降していく。
N「しっかりしろ!!」
いきなり両手で、思いっきり俺の頬を挟み、グッと持ち上げるカズ。
「イッターい」
頬を掴まれた痛みと、グイッと持ち上げられた首の痛みで、目が覚めるくらい衝撃があった。
N「いいか!よく聞け!今から行くところはどこだ!」
結構な声で、俺に向かって放った言葉。
「え?」
なぜそれを聞く?みないな反応をしてしまった。
N「言え!」
カズがニノになって叫ぶ。
「ハワイ…」
N「ハワイに何しに行く!」
「ブラスト…」
N「?聞こえない!ちゃんと言え!声出せ!」
「アラシ ブラスト イン ハワイぃ!」
N「15周年イベントだ!気合い入れろ!」
「イベントだ!気合いだ!!」
ニノの勢いに押されて、最後の方は叫んでいた。
