
虹色の精霊に導かれて…
第30章 嵐 コンサート 終盤
ライトすべて 消す
スタッフがメンバーにマイクを渡す。
〝Your Eyes〟のイントロが流れだすと、歌い出しの立ち位置に歩きだすメンバー
中央にアイボリーとブルーのライトでメンバーを照らす
バイオリンとドラムのリズムで、大きく息を吸った相葉。
A『 君の優しさが 聴こえてくるよ 』
一人でせりあがるステージの淵に立って歌いだす相葉。
A『 このほしの上 自分ひとりが 誰よりも孤独だって 』
人差し指を空に 上げる相葉。
M『 彷徨う君に 永遠を感じてるんだ だから 僕は君のそばに 』
モモ{永遠を感じた…}
鳥『彷徨う君に 寄り添うボク…』
空中に浮いている大神であるモモの側を白いオオムが飛ぶ。
鳥『嵐の唄は、其方を写しているようだな…』
モモ{たまたまです…}
O『 あの日の傷が今も癒えず 』
A『 君は立ち止まったまま おぉ ぉおお 』
N『 何も出来ず空を見上げた 』
M『 滲んだ景色がこぼれてくぅ 』
M(モモ
五人で生きていくぞ!! お前も 一緒だぞ)
M『 いつの間にか 失いかけた 信じる強さ思い出して 』
O『 こみ上げる衝動が 今 君の深いところに響いてる 』
N『 誰もいない大地の果てで 』
A『 世界が静かに動き出す 忘れない瞳で交わした言葉 』
S『 そう痛みも届いているから 』
O『 泪ひと粒 その手のひらに落ちて 洗い流してゆく 新しい夜明け 』
少しづつ黄色のライトが入って行く
A『 始まりのLight 』
会場から歓声
