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虹色の精霊に導かれて…

第30章 嵐 コンサート 終盤

メンバー手を逆にして、松本が左手の人差し指を伸ばす。

  Na Naa NaNaNaNaNa NaNa Naa Na NaNaa Naa


M『 目まぐるしく回る 迷い掻き分けて 』

O『 確かな 正解なんて 見つかるはずもなくて 』



S「ピタゴラス キレてない」
 腕を前ならえして、小力のように指を動かす櫻井。

O「なに?」
 櫻井の声が聞こえて、確認する大野。



S『 夢を見ることも 容易くはないさ 』
 大野を見て、笑いながら歌い出す櫻井。


A『 耳を澄ましてみれば 心がざわめいていた 』


M『 光の無い 荒野を独り 』

O『 いざ行け 』



『 僕らだけの革命を 夢と希望のパレード 歓びへと舵を取れ 』


N「はい!」
 タワーに乗り込むメンバー。



A『 風を受けて 飛び立つ君に 』

S『 幸あれ 』

M『 人は誰も弱いものさ 泣いてるんだよ』


O『 雨は上がり 幕も上がり 僕らは 』


『 誓う 』

タワーがゆっくり高く伸びる。



『 VIVA 青春! 』

『 心でぎゅっと抱き締めて 』


タワーが一番高い所まで行く。



N『 嵐の中 闘う友よ いざ行け! 』
 タワーの上から二宮のソロパートが響く。




M『 握り締めた手の中には 君の言葉 』
O『 握り締めた手の中には 君の言葉 』


S『 雨に打たれ 風に吹かれ 僕らは 向かう 』
A『 雨に打たれ 風に吹かれ 僕らは 向かう 』


A「ほぉぅ!」



花火が打ち上げ始める。

会場から歓声。

 オレンジの花火が 彼方此方から打ちあがる。

歌いながら 背中越しに感じる爆音を胸に響かせ 歌うメンバー。

A『 イチニのサンで 』
 指を高く上げ、頭上の花火を指さす相葉。


《見事だ!》

O『 VIVA 青春 立ち上がれ 』
 後ろを振り向いて 大きく頷く大野。

N『 僕らだけの革命を 』
 二宮も振り向き 大輪の花火を見つめる。


M『 歓びへと舵を取れ! 』


N「いくぜ」


  Na Naa NaNaNaNaNa NaNa Naa Na NaNaa Naa

 Na Naa NaNaNaNaNa NaNa Naa Na NaNaa Naa


 夜空に大輪の花火が咲き誇る。

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