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虹色の精霊に導かれて…

第30章 嵐 コンサート 終盤

M「どうも ありがとう!」

会場「いえぇぇぇーい」

M「それでは 最後の曲になります 僕たちからこの曲を贈ります

  聴いてください 〝感謝カンゲキ雨嵐〟 」



イントロが始まる。

タワーの上でメンバー顔を合わせる。


 ふうと息を吐いてから『 Smile Again 』と歌い出す大野。


O『 I'm Smile Again Smile Again I'm Smile Again 』


S『 So So イイことなんてない

   方向オンチの 情熱Live 毎日 a Fool 墓穴掘る Fall
   だけど 何かに あこがれていたい! 感動しない日々の中で 不タシカぁな希望が

N『 Believe In Love 』

S『 いつか靴底 踏みつけたFaithが 君に出会って 血を燃やす 』



ゆっくりタワーが下へ動き出す。

動き出したと同時に ムービングステージの前に横移動しはじめる。




ムービングステージの前まで来ると、メンバーはタワーから降り、観客に 手を振ったりアロハポーズをして回る。

S「ホイ」

 『 誰かが 誰かを 』

N「ふぅ!」


 『 支えて生きているんだ 』


お菊『雅紀様ぁ』
 団扇とペンライトを振る。

A(あ!菊ちゃんだ!)
 笑顔で思いっきり手を振る。



 『 単純な 真実が 傷をいやしてく 』

M(よいしょ…)
 ムービングステージの端に座る松本。


 『 Smile Again ありがとう Smile Again 泣きながら 』


空間に鎮座する方々に 頭を下げる櫻井。

 御付きの小さき霊体が櫻井の周りに集まって来る。


動いているステージの上から見える自分について来てくれる、頼もしい仲間たちを見て、胸が熱くなる松本。

 『 生まれてきた僕たちは たぶんピンチに強い 』


 『 言わないけど はじめての 深い いとおしさは 嵐 』


モモが松本と同じ高さで見つめてきた。

M『 助けてくれた君は 同じ眼をしてる 』
ニヤッと笑う松本。

 モモの瞳が少しだけ“人”の目になる。


M『 許して 許されると 人は素直だね 』





M⦅モモ…許してやれよ…⦆

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