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虹色の精霊に導かれて…

第32章 嵐 コンサート フィナーレ

〝エナジーソング〟の軽快なリズムとメロディーが会場を包み込む。



五『へい! 』
 五人が一声に掛け声をあげると、松本が用意していた夜の護り陣が発動。


 『 ここまで色んな事あった。 そんなの皆一緒だ。 』
 松本の傍で モモが舞う


 『 なら、楽しい事をやりたいんだ。 さぁ、解き放って 』
 二宮がそのモモに 演舞の飾りを纏わせる。

 松本ニヤッと笑って二宮の左肩にタッチ。
 二宮 マイクを上げる


 『 騒ぎたいんでしょ?? 空気読んで とか もういいや。 』
 相葉の回りに、たくさんの羽が集まる。


 『 さぁさ ご一緒に…。』
 松本 踞んで観客に笑顔を送る。


 『 騒ぎ倒せ!! 』
 二宮が浮遊する 警備も兼ねた小さき霊たちに演舞の飾りをかける。


 櫻井全力疾走で走り出す 観客をあおり始める。

S『 ラララなんて歌ってみたら 』

戸惑う小さき霊たちも、櫻井の全力疾走につられて、輝きを増す。


A『 そこに 何があるか 分からないけど だから僕は歩くんだ 』
 相葉の周りの羽がメンバーの周りに別れていく。


 大野が中央で手をあげ『 皆はどうする? 』と唄う

全ての眷属が手を上げる


M『 なら決まりだ 一緒に歩いてこう!! 』



飲み込まれそうになったヤミの中

 『 そこにあったひとつの種に 夢をかけたんだ 』

種から芽吹いた芽は、ゆっくり蔓を伸ばして巻き付くところを探す。

 『 僕らは迷わず! その蔓が 伸びてく方に! ついて行ってみたら 辿り着いたんだ 』


   ”嵐”はそうやって 進む。


 『 一番になって必ず戻るから 』


S『 ここ “ハワイ” に! 』
 櫻井カメラを見つけて 叫ぶ。


櫻井が花の精霊たちを羽の上に乗せ空間に広げていく。



 『 皆と こうしていたいから 頑張れる まだまだ 行ける! 』


M「いけるぞおお!!」
 松本が両手を上げ叫ぶ。

 『 痛くて 辛くて 悲しくたって ただ ただ、前を見る!! 』


 松本 周りを見回している。

S『 悔しくたって 立ち竦んだって いま歌 唄って こうして 立ってる 』


A(潤ちゃん!!)『 こうして 立って 』
 松本のいるステージ向かって走りだす。

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