
虹色の精霊に導かれて…
第42章 うちうちの 内側
櫻井視点
空間の移動はホンノ一瞬。
足が着地した所は 白に近いアイボリーの廊下。
(体に負担はない 俺らだから、かな?)
橋本「おかえりなさいませ」
車いすと一緒に橋本さんが立っていた。
「あ…うん」
(会場に一緒にいたよね? 先に 帰ってたのか…)
O「椅子を!」
空間から出てきた智くんがすぐに椅子を要求する。
橋本「はい」
タイミングバッチリに椅子の向きを変え、智くんに近づく橋本さん。
和也と雅紀が出てきた。
和也は 少し足取りが重いくらいで きちんと歩いてきた。
雅紀はそんな和也を振れるか触れないかの距離で歩いてきた。
O「和也 もう いい 座れ!」
少し語尾を強めに言う智くん。
その声を聞いた和也が、ガクッと崩れた。
A「わ!」
慌てる雅紀。
M「よぉ!」
後ろから腕を取って踏ん張る潤。
O「ああ ゴメン ちょっと 早かった?」
支えている潤に声をかけて和也の脇に自分の肩を入れる智くん。
A「あ! おぉ…」
直ぐ動き出す体が うまく動かないのか モタツク雅紀。
橋本「二宮さんをここへ」
車いすを滑らしていく。
M「もう少し… うん いい」
バランスを見ている潤。
A「だぁ…」
オロオロに近い手を震わせながら和也に近づきたい雅紀。
O「下すよ」
しゃがむ智くん。
橋本「はい」
車いすを支える橋本さん。
「雅紀」
一連の流れの邪魔になりそうな雅紀の腕を取って引き寄せる。
A「翔ちゃん…」
しがみつく雅紀。
「大丈夫だよ」
強く抱きしめて、落ち着かせる。
(ん?)
抱きしめている 雅紀の心拍が早くなったり 遅くなったりする。
(雅紀?)
背中を摩りながら、雅紀の変化を確認する。
空間の移動はホンノ一瞬。
足が着地した所は 白に近いアイボリーの廊下。
(体に負担はない 俺らだから、かな?)
橋本「おかえりなさいませ」
車いすと一緒に橋本さんが立っていた。
「あ…うん」
(会場に一緒にいたよね? 先に 帰ってたのか…)
O「椅子を!」
空間から出てきた智くんがすぐに椅子を要求する。
橋本「はい」
タイミングバッチリに椅子の向きを変え、智くんに近づく橋本さん。
和也と雅紀が出てきた。
和也は 少し足取りが重いくらいで きちんと歩いてきた。
雅紀はそんな和也を振れるか触れないかの距離で歩いてきた。
O「和也 もう いい 座れ!」
少し語尾を強めに言う智くん。
その声を聞いた和也が、ガクッと崩れた。
A「わ!」
慌てる雅紀。
M「よぉ!」
後ろから腕を取って踏ん張る潤。
O「ああ ゴメン ちょっと 早かった?」
支えている潤に声をかけて和也の脇に自分の肩を入れる智くん。
A「あ! おぉ…」
直ぐ動き出す体が うまく動かないのか モタツク雅紀。
橋本「二宮さんをここへ」
車いすを滑らしていく。
M「もう少し… うん いい」
バランスを見ている潤。
A「だぁ…」
オロオロに近い手を震わせながら和也に近づきたい雅紀。
O「下すよ」
しゃがむ智くん。
橋本「はい」
車いすを支える橋本さん。
「雅紀」
一連の流れの邪魔になりそうな雅紀の腕を取って引き寄せる。
A「翔ちゃん…」
しがみつく雅紀。
「大丈夫だよ」
強く抱きしめて、落ち着かせる。
(ん?)
抱きしめている 雅紀の心拍が早くなったり 遅くなったりする。
(雅紀?)
背中を摩りながら、雅紀の変化を確認する。
