
虹色の精霊に導かれて…
第42章 うちうちの 内側
相葉視点
浜地「二宮さん 大野さんが来ましたので、部屋を出ます」
浜地さんが優しい口調でカズに移動を伝える。
N「はい」
ちゃんと返事をするニノ。
「足元 気を付けて…」
俺もニノに声を掛ける。
N「はい…」
返事を返してくれるニノ。
(ニノを置いて カズがいない?
かずなり… 今 ドコ?)
周りを見回すと、いつもは ぜったい みんなの前に現れない
俺の… 俺たちの眷属たちが 遠巻きに此方を見ている。
《問題ない 下がっていろ》
大ちゃんの人に聞こえない命令が響く。
その返事を聞いて、体中の毛が逆立つ。
(これは 一大事だ!
どこからか攻撃が来てるんだね! じゃぁ
カズが 直接 防御に行ったのか?)
S「どこから?」
翔ちゃんが普通の声で浜ちゃんに声を掛けた。
浜地「店からは出ます」
浜地さんがマネージャートーンで返事をして 歩き出した。
(翔ちゃんのトーンからして、物理攻撃じゃない無いんだね…
どうしよう
俺も飛んだ方がいいかなぁ…)
歩きながら考える。
(カズが直接の防御陣を張ってる所に 闇雲に飛び込むと カズに『邪魔』怒られるかもだし
ニノを置いてるから ニノを護る方がいいかなぁ
でも 直で張ってるなら…カズを守った方が…)
M「相葉くん」
潤ちゃんの声が現実世界に引き戻す。
M「そんなに くっ付いたらニノが歩きにくいよ」
潤ちゃんのが優しく注意してくれる。
「あ…ぅん」
(間合いは ニノが勝手に取るから、歩けない事はないよね…)
ニノに少しだけ近づく。
(ほら スゴい精密に間合いを取るでしょ…)
O「相葉ちゃん…」
大ちゃんが側に来た。
「おおちゃん」
(ニノって ものすごい 力 あるんだよぉ 俺じゃできない…)
O「大丈夫だよ」
肩にそっと手を置いてくれる大ちゃん。
「うん」
店の大きな扉を抜けて外に出た。
浜地「こちらです」
S「うん」
翔ちゃんがズンズン大股で進んでいく。
お祝いの花の横を通り抜け 車の扉を開ける黒服のスタッフ。
外側はさっき乗ってきた移動車 後部座席の引き戸の内側は ユラユラ空間が揺らめいている。
(『潜り戸』で帰るのか…それなら“人”に見られないね…)
浜地「二宮さん 大野さんが来ましたので、部屋を出ます」
浜地さんが優しい口調でカズに移動を伝える。
N「はい」
ちゃんと返事をするニノ。
「足元 気を付けて…」
俺もニノに声を掛ける。
N「はい…」
返事を返してくれるニノ。
(ニノを置いて カズがいない?
かずなり… 今 ドコ?)
周りを見回すと、いつもは ぜったい みんなの前に現れない
俺の… 俺たちの眷属たちが 遠巻きに此方を見ている。
《問題ない 下がっていろ》
大ちゃんの人に聞こえない命令が響く。
その返事を聞いて、体中の毛が逆立つ。
(これは 一大事だ!
どこからか攻撃が来てるんだね! じゃぁ
カズが 直接 防御に行ったのか?)
S「どこから?」
翔ちゃんが普通の声で浜ちゃんに声を掛けた。
浜地「店からは出ます」
浜地さんがマネージャートーンで返事をして 歩き出した。
(翔ちゃんのトーンからして、物理攻撃じゃない無いんだね…
どうしよう
俺も飛んだ方がいいかなぁ…)
歩きながら考える。
(カズが直接の防御陣を張ってる所に 闇雲に飛び込むと カズに『邪魔』怒られるかもだし
ニノを置いてるから ニノを護る方がいいかなぁ
でも 直で張ってるなら…カズを守った方が…)
M「相葉くん」
潤ちゃんの声が現実世界に引き戻す。
M「そんなに くっ付いたらニノが歩きにくいよ」
潤ちゃんのが優しく注意してくれる。
「あ…ぅん」
(間合いは ニノが勝手に取るから、歩けない事はないよね…)
ニノに少しだけ近づく。
(ほら スゴい精密に間合いを取るでしょ…)
O「相葉ちゃん…」
大ちゃんが側に来た。
「おおちゃん」
(ニノって ものすごい 力 あるんだよぉ 俺じゃできない…)
O「大丈夫だよ」
肩にそっと手を置いてくれる大ちゃん。
「うん」
店の大きな扉を抜けて外に出た。
浜地「こちらです」
S「うん」
翔ちゃんがズンズン大股で進んでいく。
お祝いの花の横を通り抜け 車の扉を開ける黒服のスタッフ。
外側はさっき乗ってきた移動車 後部座席の引き戸の内側は ユラユラ空間が揺らめいている。
(『潜り戸』で帰るのか…それなら“人”に見られないね…)
