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虹色の精霊に導かれて…

第2章 ハワイの夜空の下で

 チン
エレベーターが目的階に着いた事を知らせる。

O「ん…着いた」
 大野が扉の方を向く。


静かに扉がスライドしていく。

扉の向こうには、ロビーとは真逆のアイボリーの空間だった。


大野が一番に降りる。

A「ねー?ニノぉ俺ってそんなに迷惑かけてるの?」
 まだ食い下がる相葉。

N「あーもうぉ!!そう言うとこだよ。
テンション上がると詰め寄るだろ!少しは落ち着けよ。

さっきの流れだと、こうなるの見えてたでしょ?もぉう!!」
 その腕を振り払いながらエレベーターから降りる二宮。

A「あ…なんか、ごめん…」
 シュンっとした顔で二宮に付いて降りる相葉。

荷物を持ってくれているマネージャー達がクスクス笑いながらエレベーターをおりていく。

松本、櫻井も降りる




チーフ「五人の鍵を渡す」
 チーフが胸ポケットからカード型部屋鍵を出す。



どのカードが誰のカードを確認している。

「松潤」

M「どうも」
 松本がカードを受け取る。


「相葉」

A「ねぇねぇ?ホテルのバーは行っていい?」
 カードを貰って笑顔で聞く相葉。

チーフ「深酒するからダメ!」
 胸の前で×を作る。

A「はーい」
 “やっぱり”な顔の相葉。

O「ふふっ」
 なら聞くなよって顔で笑う大野。


「ニノ」

N「なにか用意してくれてます?」
 二宮は右手を出しながら言う。

「好きな物をルームサービスで頼んでいいよ」

N「了解です」
 カードを受け取るとニィっと小さく笑う。

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