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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

二宮視点

ズゥーズゥー 翔さんの携帯が震えている。

S「はい……はい…わかりました。また連絡ください」

N「何ですか?」
 せっかくの翔さんが櫻井モードになってしまった。



S「今ちょうど、ツアーの車が近くに停まってるから、そのまま待機だそうだ」

 カーテンを開いて、観光バスを指さす翔さん。


≪あのバスすぐ出る?≫

{確認する…}


 パイナップル列車が到着。



A「みて!列車が来た!乗りたーい」


≪あれは?≫

{列車はあれが最後の便。客はあれで居なくなる}

≪そうか…≫


M「結構人がいるな…出れるのかな?」
 潤くんが外の人たちを見ていた。


N「あの列車が最終だよ。
お客さんおろしたら、今日はもうおしまい。
動いたら、入れるんじゃない?ここにいるのも、それまでの時間だよ」

 何気に、情報を口にしてしまった。



M「よく知ってるね。調べたの?」
 潤くんがニヤッと笑う。


N「え?
あぁそうだよ。
私は皆さんと違って、昼間はコンテナハウスに居ましたからね!スケジュールの時間や場所の情報は把握済みです」

(やば…情報をこぼしてしまった…)

A「別れてからずっと?何してたの?もしかして、腰とか?大丈夫?」
 心配そうなマーくん。


(なぜ、あなたは、いつも腰を気にするんだよ!)


「腰とかじゃないから、ゲームしていただけです」

A「ほんと?無理しないでね?」


「あなたに言われたくありません!」

(あー潤くんが笑ってる!もう、なんだよ…まぁいいけどさ…)

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