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腐男子恋愛物語

第1章 ~出会い~

◇腐乱寮・212号室◇

「ふぁ~……朝か…。」

僕は、ベットから起き上がって洗面所で顔を洗って歯を磨き、着替えを済ませた。

「朝飯の時間まで、少し時間あるし昨日の続きでも読むか…。」

昨日、読みかけたBL漫画の続きを読むことにした。

僕の名前は、日暮明人(ひぐらしあきひと)。

16歳の高校2年生。

ここ、腐乱寮は腐乱高校という男子校の寮。

寮と高校の間に、信号付きの道路を挟んでおり、腐乱高校の前で信号を渡ればお互いに行き来できる。

現在、僕は寮の自分の部屋でBL漫画の続きを読んでいるとこだ。

「やっぱり、年下×年上は萌えるな~♪」

何故、BL漫画を読んでるかって?

僕は、BLをこよなく愛する腐男子でゲイだ。

BLを読むきっかけになったのは、中学の時に好きな漫画のアンソロジーを、古本屋で立ち読みしたから。

当時、アンソロジーとBLの存在を知らない僕は、発見した時に絵に違和感を抱きつつも試しに読んで見た。

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