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Blast of Brilliant STARS

第7章 迷彩祭り

【のさまじょさま・四角…w】平安③



「大夫…」

帝から呼ばれ、少し前に出る。


「ニの宮と櫻の宮が特に親しくしているそうだな…」

「はい…身に余ることでございます…」


「よい…幼きころからの仲ではないか…これからも二人の皇子を頼むぞ…」


帝はなにも考えないで物をおっしゃる質ではない。

なにか裏がある。


「はい…」

深く物を言わないでその場から下がる。


春宮が病の床に伏して1年になる。

そろそろ…と唐渡の薬師も言う。


そうなったら次の春宮は誰か。

ニの宮が最有力候補だが、櫻の宮の聡明さは誰もが認めるところで。


春宮のいる間へ行く。

母宮の居ます、梨壺の対の間になる。


「あ…大夫…」

布団から春宮が細い腕を差し伸べる。


「雅の宮…」

手を握ると、少し微笑んだ。


「もう、終わったの?」

「はい…帝が心配されていましたよ…?」


「嘘だ…父上が心配されるはずなんてない…」

そういうと悲しそうに目を伏せる。


「お前だけは…俺のこと見捨てないでね…?」

「宮…」

「死ぬまで…そばに居てね‥?」

「あたりまえです…」


そう言うと、雅の宮は安心して目を閉じた。

胸がチクリと痛んだ。



のさ☆魔女さん
2015-10-25 12:33:12


〉平安第3弾。
ROSEの合間に平安絵巻…♡

雅の宮…春宮だったんですねっ
ということは…松潤はなんだ!?

大ノ大夫ったら、罪つくりな男よね…
って、オイ。四角関係になってきたぞw

書き逃げっ…


二の宮=匂宮
櫻の宮=薫or源氏のおとど
雅の宮=朱雀院
大の大夫=モデルなし(ある意味、空蝉?)
(松潤=頭の中将or桐壷帝)未登場

めちゃくちゃな世界観、ありがとう。

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