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Blast of Brilliant STARS

第10章 ジャポニズム②

【のさまじょさま・櫻葉】



「退院おめでとう」

「ありがとう…櫻井先生…」

ぎゅっと握手した。

「ん…元気でな。相葉くん」

そういうと白衣を翻して、先生は戻っていった。

その後姿をいつまでも俺は見ていた。

今日で…お別れ…

身体は元気になったけど、心に大きな風穴があいた。

もう、先生に会えない。

とぼとぼと病院から自宅への道を歩く。

高速下の公園にブランコが見えた。

周りを見渡しても誰もいなかったから、そっとブランコに座る。

真っ青な空を見上げていたら、空がぼやけてきた。

その時、公園を猛スピードで突っ切る人影が見えた。

「先生!?」

「相葉くん…探したよ」

「どうしたんですか!?」

息を切らして俺の顔を見つめる。

「すぐに追っかけたのに、居ないから…」

先生は白衣姿じゃなくて、ダウンジャケットを羽織って、ジーパンを履いてる。

「当直明けなんだ…相葉くんに言いたいことあって…」

こほんと一つ咳をすると、じっと俺を見た。

「良かったら、ライン教えてくんない?」

「え…」

その日、俺と櫻井先生はライン友達になった。

3ヶ月後、俺達が付き合うようになるのはまた別のお話。



のさまじょさん
2015-11-08 00:27:53


〉どああああああああ!
なんか恥ずかしいの書いたw
んー…
チャコさんとこで大ヒットの櫻葉に影響されて櫻葉ブーム中なんだけど、この櫻葉全然ちがうw

ま、よろしければご査収くださいませw

皆様の作品、楽しんでおります~☆



〉ブランコまでの雅紀が切なくて…涙

からの爆走翔先生。想像したらウケたわ。

ワク学福男並みの激走を思い出したわ(笑)

可愛くて爽やかで、キュンキュンしたわ♡

また別のお話…!?期待しちゃうわ。
…いえ、何でもないわ。

すぐ続きを求めちゃうのは私の悪いクセね…

きっと幸せなお付き合いを
されてることでしょうね♡

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