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Blast of Brilliant STARS

第10章 ジャポニズム②

【millieさま・さとくん③ラスト】



「あっ、いた!さと、風邪ひくよ?」


もう冬も近いのにパジャマだけで屋上なんて…。

「まー兄ちゃん?」

「うん、潤もいるよ」

「智、寒いから上着着よ?」

上着を手にした潤が言う。


「いらない」

日曜の賑やかな病室と対称的な屋上。


「ねぇここから飛び降りたら…僕、鳥さんになれるかな?」

智が寂しそうに笑いながら言う。

金網に掛かる足に喪失を感じて小さな体を抱き締めた。

「なんでそんな悲しいこと言うの?」

「丈夫な跡継ぎが育ってるから…僕はね、もういいんだって」


青空を見つめる諦めに染まった瞳。

この間、櫻井先生達が言ってたこと…本当なんだ。

「まー兄だって知ってるでしょ?」


智の瞳が悲しくてずっと思ってたことが口から出た。

「さと、俺達の家族にならない?退院したら叔母さん達の所じゃなくて俺達と暮らそう?」

「兄貴、ナイスアイディア!智、一緒に暮らそう?俺達には智が必要なの」

潤が智の頭を撫でながら言った。


「必要?僕が?迷惑じゃないの?」

「さとはね俺達の宝物なの。迷惑なわけないでしょ?」

泣き出した智を抱っこする。

この命を守りたいって本気で思った。



millieさん
2015-11-14 21:51:57


〉お題が変わっちゃう前に…(笑)

前のやつの続き…なのかな、いちおう。
きっと心が病んでるんだろうなぁ、こんなんばっかし。
お目汚し失礼しました。

さとくん、多分小学校1年生ぐらいかな?

では、逃げます!



〉さとくん、なんて徳の高い小1なの…

でも、要らない必要のない人は居ないのよ。
(青キミ…)
もしかしたら、親の愛を受けられずに
さとくんのような思いをしている子は、

現実にたくさん居るかもしれないわね…

色々深く考えさせられたわ。

病院では櫻宮先生、家庭ではこれから
モデルズ兄たちの愛を受けて、
自尊心を取り戻したさとくんの幸せを願うわ♡

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