Blast of Brilliant STARS
第10章 ジャポニズム②
【みきちんさま・磁石】
この病院に勤めて早5年。
医師不足が深刻で、休みの日もカルテ整理などで忙しく、宿直室と診察室の往復の日々。
今日も仕事が終わり、宿直室に入るとあいつが寝てた。
「櫻井先生、お疲れ様」
「もう、二宮さん。ベッドから退いてください」
「一緒に寝たらいいでしょ?」
ベッドの端に移動して、空いてるスペースに手をポンポンとした。
二宮さんは俺が最初に担当した患者さん。
治療の甲斐なく亡くなった。
その二宮さんが半年くらい前にひょっこりと幽霊となって現れた。
霊感とは無縁だったので、不思議だったし、怖かったが、毎日のように俺の前に現れる ので慣れてしまった。
「どうして、俺の前に現れたの?」って聞いたら『好きだから』と男の幽霊から告白された。
「ねぇ、告白の返事聞かせて」
「聞かなくてもわかるだろ」
二宮さんに背を向けてベッドに入る。
「まぁ、聞かなくても
ずっと一緒だからいいや」
二宮さんが俺を後ろから抱きしめた。
「離してください」
「離しませんよ。
だって……迎えに来たんだから」
「えっ?」
振り返ろうとした瞬間、胸に鋭い痛みが走った。
みきちんさん
2015-11-14 22:27:05
〉私もお題が変わる前に
急いで投下しちゃいました♪
〉急展開に、ビックリしたわ!
当たり前のように居ついてるニノおばけが
ジバ○ャンみたいで可愛いわ、と思ったら、
しびれを切らせて、連れてっちゃったのね!
もしかしたら死なせた恨みとか、櫻井先生への
ご執心が行き過ぎちゃったのかしら…
ミステリーもお得意な、みきちんさまの
世にも奇妙な物語、面白かったですわ!
この病院に勤めて早5年。
医師不足が深刻で、休みの日もカルテ整理などで忙しく、宿直室と診察室の往復の日々。
今日も仕事が終わり、宿直室に入るとあいつが寝てた。
「櫻井先生、お疲れ様」
「もう、二宮さん。ベッドから退いてください」
「一緒に寝たらいいでしょ?」
ベッドの端に移動して、空いてるスペースに手をポンポンとした。
二宮さんは俺が最初に担当した患者さん。
治療の甲斐なく亡くなった。
その二宮さんが半年くらい前にひょっこりと幽霊となって現れた。
霊感とは無縁だったので、不思議だったし、怖かったが、毎日のように俺の前に現れる ので慣れてしまった。
「どうして、俺の前に現れたの?」って聞いたら『好きだから』と男の幽霊から告白された。
「ねぇ、告白の返事聞かせて」
「聞かなくてもわかるだろ」
二宮さんに背を向けてベッドに入る。
「まぁ、聞かなくても
ずっと一緒だからいいや」
二宮さんが俺を後ろから抱きしめた。
「離してください」
「離しませんよ。
だって……迎えに来たんだから」
「えっ?」
振り返ろうとした瞬間、胸に鋭い痛みが走った。
みきちんさん
2015-11-14 22:27:05
〉私もお題が変わる前に
急いで投下しちゃいました♪
〉急展開に、ビックリしたわ!
当たり前のように居ついてるニノおばけが
ジバ○ャンみたいで可愛いわ、と思ったら、
しびれを切らせて、連れてっちゃったのね!
もしかしたら死なせた恨みとか、櫻井先生への
ご執心が行き過ぎちゃったのかしら…
ミステリーもお得意な、みきちんさまの
世にも奇妙な物語、面白かったですわ!