テキストサイズ

Blast of Brilliant STARS

第11章 ジャポニズム③

【翔たんさま・山】



翔くんに赤紙が来た

なんで俺には来ないんだ?


数日後 ラジオから流れてきたのは 終戦?

じゃあ 翔くんは帰ってくるのか?

「生き残りがー」

容赦ない言葉に 俺は 生きる意味を無くしてた

いつ死ぬか それしか無かった


満月が綺麗な夜だった

玄関に人の影 黙って見つめる

「ただいま 智…」

恋い焦がれた翔くん

思わず抱き締めた


翔くんの身体は異常に冷たかった

「翔くん…」

かける言葉が見つからない


「智… よく聞いて…
俺 すぐ戻らなくちゃいけないんだよ

智 これからの日本が幸せであるように
残った人達にがんばってもらいたい

それが俺たちの願いだ」


「えっ!待ってよ」

すがり付く俺に口づけてくれた翔くん…

体が徐々に消えていく

「必ず迎えにくるからな 智…」


あれから70年

「翔くん…俺頑張ったよ」

病院のベッドで横たわる俺の傍に
あの時の翔くんがきた


「智…迎えにきたよ」

穏やかな笑顔の翔くん


「うれしい… おれ じいさんだな」

「何言ってんだよ 見てみろよ 智は何も変わってないよ」

微笑む翔くんの瞳に映ったのは 70年前の俺…


「やっと会えたね…翔くん…」

このために生きてきたんだ



翔たんさん
2015-11-15 19:47:48


〉500字難しい(>_<) 削って削って あらら~ こないになってしもた(泣) オトノハ行こーっと 逃げてごめ~ん(・_・;)



〉翔たんさんお得意の切な系お山ですね!
待ってましたあ!

智は翔たんに会う為に生きてこられたんですね…
そして昔のままの姿で一緒に旅立つ、って泣けるー(;_;)
やっぱ切な系は山が似合うと思います!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ