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Blast of Brilliant STARS

第11章 ジャポニズム③

【のさまじょさま・大宮】



「ひぃ、ふ…み…よ…」

なるべく平らな石を探して積み上げる。

その子供の後ろ姿を、ずっと見つめてた。


「鬼さん、これはいつまで積んでいたらいいの?」

「知るか。お前の罪の分だけ積んどけ」

「鬼さん、こわーい」

ふざけたガキだ…


「ねえ…鬼さんの名前はなんていうの?」

「はぁ?俺達に名前なんてあるわけねえだろ」

「ふうん…じゃあ、名前つけてあげる」


子供は暫く考えて、微笑んだ。

「さとし…智がいい」

「はぁ?」

なんだかわからないけど、腹がたったから、子供の積み上げた石の塔を突き崩した。


「ああっ…何すんの…」

慌てて石を拾い集めた着物の裾が割れて、その腿が顕になった。

白い、むっちりとした腿。


「…お前、名前はなんだ」

「和…」

それから和はまた石の塔を作り始めた。

時折俺の方を振り返っては、微笑む。


だんだん、おかしな気分になってきた。

こいつ、妙な色気がある…


カランと音がして振り返ったら、和が俺の膝下に座ってた。

素早く俺の前に回ると、俺の前をまさぐって微笑んだ。

「鬼さん…遊ぼ…?」



のさまじょさん
2015-11-17 21:14:25


〉地獄へ~ん!

地獄の罰のうちの一つ、石を積み上げても崩されて永遠に積み上げないといけないやつと、賽の河原で子供が石を積む話を混ぜてみました。

やっぱりここは、妖艶な子供に二宮さん、色気に弱い鬼に大野さんがベストだと思いましたw

皆様の短編、読んでますよ~
感想かけないでごめんね。
でも悶えてるよ~☆



〉ニノかわいっ…w

白いむっちりした腿、時折振り返っての微笑み、
コヤツ…心得とるなw←

色気に弱い智鬼、好きです!
そして最後は誘い…ウケですよね?

すみません、ビジュが視覚的に入ってきてこんな感想しか浮かばないw

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