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【しーまさま・櫻葉パパとチビ末ズ③】



プレイルームでツリーの飾り付けをする息子たちを、窓越しに見つめる。

頂の金星から螺旋状に伝う電光。
かずが雪だるまの飾りを手に取り、潤君に手渡す。

「…かず君、ほんと優しいですよね」

穏やかな笑みで、隣の櫻井さんが呟いた。


「潤は一人っ子だから…かず君のこと兄弟と思ってるみたいで」

「うちのかずも、潤君のことほんとの兄弟みたいに思ってますよ」


お互いクスッと笑うと、部屋の中から呼ぶ声がした。

「おとー！きてー！」


中に入り、手招きするかずに近寄り目線を合わせる。

「どした？」

「これ！」

手渡された小さな紙。


「サンタさんにって。潤くんのおてがみ」

かずの横で、キラキラした目を向ける潤君。


「よし、分かった！届けるから」

潤君の頭を撫でて、櫻井さんの元へ。


「これ潤君の欲しいものですよ」

「え、ほんとですか？」

嬉しそうに二つ折りの紙を開く。


”かずくんとかぞくになりたい”


少しの間の後、お互い顔を見合わせた。

「これって…」

「相葉さん…叶えて、くれますか？」


その優しい眼差しに、頭の中で鐘が鳴り響いた。

かず…お父さんの願いも、叶うかも。



しーまさん
2015-12-16 22:43:01



〉こんばんはー☆

懲りずに「櫻葉パパとチビ末ズ〜潤くんの願い事篇〜」をお送りしましたw
シングル同士の櫻葉パパという設定ですので…こんな急展開に。
櫻葉と末ズとにのあいとバンビズが入り混じる、カオスなお話w
また今度連れて来たいと思います♡



〉このシリーズ大好きよ！続編、嬉しいわ♪

雅紀パパサンタさん、
みんなの願いをどうか叶えて…☆

「叶えてくれますか」って、嫁はしょ…
ゲフンゲフン！なんでもないわ。

兄弟になりたい末ズも、とっても可愛い♡

ツリーの描写も綺麗で、うっとりしちゃう…

みんな相葉家の家族になっちゃうのかしら…！？

続編は、しーまさまの小説
「煩悩ラプソディ」に連載中ですわ♡