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Blast of Brilliant STARS

第5章 ハロウィン②

【のさまじょさま・櫻葉】



「ぬしさん…」

「雅…」


「あ…あかんえ…」

「雅、好きだ…」


上方から出てきたばかりの色子の雅。

この陰間に来て、まだ三月だというのに雅の人気は凄まじくて、やっと回ってきた順番に、俺は我もなく乱れた。


「ぬしさ…」

「雅…名前を呼んでくれ…」


「あきまへん…」

「なんでだ…」


腰を突き上げると、卑猥な声が雅の口から漏れる。

「あんっ…いやや…」

「だからなんでだよ…いいだろ、名前くらい…」


また腰を打ち付けると、雅の身体は跳ねた。

「あ、かん…え…呼んだら…」

「え…」


「好きになってしまう…」

雅の腕が俺の首に巻き付けられた。


腕に絡んだ襦袢が、雅の肌を艶めかしく滑っていく。

「好きに…なってよ…」

「いやや…」


「なんでだよ…」

「淋し…から…も、誰も好きにならない…」

そういうと唇を噛み締めて、横を向いてしまった。


「ぬしさんがこなかった間、淋しくて死にそうやった…」

色子の手管なのかもしれない。
でも、俺は溺れた。


「俺をお前にやるよ…雅…」

目を見開いた雅が微笑んだ。


「約束え…翔さま…」

小指を絡ませた。



のさ☆魔女さん
2015-10-10 14:19:55


〉ひゃあああ恥ずかしいぃ~~

色子モノ、初めて書いた~www
ひゃあああ。

CPは”ショコラ”をイメージしました。
おばけなんかこわくない!

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