煩悩ラプソディ
第13章 オキテ破りのシェアハウス/all
涙を流しながら翔を睨むように視線を送る。
潤「…俺はっ…翔さんが、」
その次の言葉は、翔の唇でのみ込まれた。
息もできない程の、熱いキス。
潤の唇を貪るように角度を変えながら繰り返される。
…なんだよっ!
やめろっ!
グイッと翔の胸板を押した潤。
すると、すぐに体勢を入れ替えられて、壁に押さえつけられる。
翔「…お前こそ、どういうつもりだよ?」
潤「…?」
翔「そんな目で見られて…普通でいられるかよ…」
低い声でそう告げた翔は、切羽詰まった顔を潤に向けた。