煩悩ラプソディ
第13章 オキテ破りのシェアハウス/all
智「…えっ、ちょニノ」
躊躇いもなく自分の吐き出したものを纏う和也に、智が焦りながら制止する。
智「それ俺の…」
和「なによ今更…俺たち見てよ?こんなんどうだっていいじゃん」
全員素っ裸で、本能のままに求め合っている。
他人の精子だろうがなんだろうが、今の俺たちには関係ないんだから。
和「翔ちゃん、」
潤越しに翔へと目配せする和也。
翔は目で頷き、潤の体をぐるんと反転させた。
潤「うわっ…な、に」
翔の方へ体が向けられ、和也へ臀部を突き出す格好になる潤。
和「痛くないように準備するね?」
そう言うと、白濁を纏った指を潤の蕾の周辺へ這わせた。
そして、ゆっくりとなぞったあと、つぷっと人差し指を挿入する。
潤「あぁっ…!ふっ…」
異物感に堪らず声を上げた潤に、向かい合う翔の唇がそれを遮った。
舌を絡ませて、潤の唇を貪る。
なおも後ろでは、和也の指がじっくりとその痛みを快感に変えようと慣らしている。
潤「んっ…はぁ…や、だぁ」
翔「…潤、いい子だから…我慢できるな?」
違和感と痛みに顔を歪ませる潤の髪を優しく撫で、またキスを再開する。
和「…ん、そろそろかな…」