無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そのまま右手で胸の突起に触れられると、すぐにぷくっと形を現していく。



「んぁ、ダ…メ、だって…」

「やだ」

「ぁ…ぁんっ、」

「…手、止まってる」



胸の刺激が気持ちよすぎて、左手が疎かになっていたのをこの人は見逃さなかった。



「ほら…こう？」



俺の左手を持っていくと、パッと離して自分の手で俺の熱いソレを握り込んだ。



「ぁあっ…！」



いきなりの刺激に体が揺れる。
大野さんに触られている、と思うだけでもう果てそうだった。



「あぁ…すごいね、ほら…
もうこんなだ」



上下にゆるゆると扱きながら、先走りの液を指で丁寧に全体に塗りつけていく。



…あ、もう…ほんと、ヤバい…！



大野さんから与えられる刺激に体がずり下がっていく。


右手はなおも胸の突起を弄んでいて、刺激の度に熱い体が小刻みに揺れて。



あぁ…智、智っ…



「もう、イく…？」



耳に唇をくっつけて荒い息の合間に投げかけてくる。


うつろに目を向けると大野さんの右手が胸から離れ、俺の顔をグイッと引き寄せて深く口づけられた。



「んぅ…！」



噛みつくような口づけに咄嗟に大野さんの腕にしがみついた。


お互いの荒い息継ぎと、唾液の絡む水音。
なおも俺自身に刺激を与え続けるいやらしい音が混ざって聞こえてくる。


大野さんの手の動きが次第に早まって、俺の熱を押し出すように責め立ててくる。



あ、もう…ダメっ…！



「っはぁ…も、イキそ…」

「はぁ、ん…いいよ…」



唇が離れ、空気を取り込んで短く呼吸を繰り返した。
お互いの吐息が混じり合い最果てへと後押しする。


込み上げる快感に、大野さんの首元に仰け反るように頭を預けて腕にしがみついた。


次の瞬間、頭が真っ白になって。



「ぁ…も、智っ…
イ、くっ…ん、ぁ…イクっ！
智っ、智っ…！」



夢中で名前を呼んだ。
いつもそうしているように。