煩悩ラプソディ
第40章 寝ても覚めても首ったけ/AN
直後小さく喘いでびくびくっと体を反らしたかと思ったら、急激な締め付けがナカの俺を襲う。
やべっ…!
ギリで堪えてにのに目を遣れば、はぁはぁと肩で息をしながら腕で顔を覆っていて。
そのまま視線を辿ると反り返ったにのの先っぽから白濁がとろりと流れ出していた。
「あ、にの…」
「も…バカなの…?」
まさか脚への刺激ですんなりイっちゃうとは思ってなかった。
にのってこんなに感度良かったっけ?
「ごめんごめん、イっちゃったね」
「軽いんだよなもう…」
ヘラッと笑いながら腰を折って近付き、隠していた腕を除けてちゅっとキスを落とした。
イった後でひくひくと収縮する間も休むことなくゆっくりと抽送を繰り返し。
にのが一番好きな体位になったことでより一層一体感と安定感が俺たちを包み込む。
腹の下のにのが出した白濁も纏いながらぐちゅぐちゅとソレを追い立てて。
「あっ、だめっ…やっ、いいっ…!」
「…どう?俺のおっきいの気持ちい?」
「ぁん、きもちいっ…もっと、もっとしてっ…」
「もっと?じゃあいっぱい突いてあげるっ…」
ぐっと背中を抱え込んで最奥目掛けて腰を打ち付ける。
にのも必死にしがみついて両足を腰に絡ませてきて。
がくがくと揺れるにのの体。
耳元に響く絶えることのない高い喘ぎ声と。
汗が滲んだ枕から立ち込めるにのの甘い香りが。
禁欲生活の集大成とも言える程に昂った俺のに拍車をかけてくる。
「あぁにのっ、ヤバっ気持ちいっ…」
「んっ、あっ…やだっ、またっ…またイっちゃ…!」
せり上がるような熱が体の奥から漲ってきて。
ぴったり耳たぶにつけられた唇が絶えず俺の名前を呼ぶ。
「あいばくっ、イクっ…イクから、もっときてっ…!」
「んっ、俺もっ…ね、ナカに出していい…?」
「はぁっ…ん、好きなとこ、出してっ…」
「くっ、あぁっ…にのっ!イっ、クっ…!」
スパートをかけて振り乱した瞬間、ナカがきゅうっと締め付けられて解放されるようにソコに全部を注ぎ込んだ。