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例えばこんな日常

第18章 超短篇詰め合わせギフト


《にのあい(ノンリアル)》
◆高校生相葉×高校生にの◆




放課後、相葉くんから『学園祭でやる演劇の練習手伝って』と頼まれて。


特にこれと言って用事もなかったし、相葉くんからの誘いだったこともあってすぐに言われた教室へ向かった。


教室にはすでに相葉くんは居て、俺を見つけると笑顔で声を掛けてきて。


「あ、にの!ごめんね、急に」

「いやいいけど…で、どんな役?」

「うん、これなんだけど」


『はい』と手渡され、開かれた台本を眺める。



…えっ、なにこれ!



「じゃ、いい?やるよ?入りからね」

「や、ちょっと待って!」


相葉くんは焦る俺にお構いなしに、ガラッと入ってきてドアを後ろ手で閉めた。


「ごめん…呼び出したりして」

「ぁ…いや、ううん大丈夫」


いきなり始まった演劇に、慌てて台本に目を落としてセリフを繋げる。


ゆっくり歩み寄ってくる相葉くんが、俺の前まで来て立ち止った。


「俺…一年の時から、君がずっと好きだったんだ」

「ぁ…えと、実は私も…」



…なんだよこのセリフ。


まんま俺じゃんか…。



「え?そうだったの…?」

「…うん、好きだった…よ」



ずっとずっと秘めてきた、相葉くんへの想い。


演技だけど、こんな形で告ることになるなんて。



「じゃあ…キスしてもいい?」

「え…?」



そんなセリフない…



そう思ってたら、相葉くんから顎をクイっと上げられ口づけられて。


「…ごめん、にの。
これは…演技じゃない」


相葉くんが瞳を潤ませて真っ直ぐに見つめてくる。


「じゃあ…もっかい言ってよ…」

「え?」


驚いた顔の相葉くんに、目を瞑ってチュっとお返しをして。


「…俺も、ずっと好きだったよ、相葉くん…」



***



高校生同士の甘い恋模様。
演劇部の練習と称してお互い告っちゃった( *´艸`)♡

こうゆうの好きですー^o^
こうゆうの書きたいですー^o^

学園祭とか体育祭とかね、いいよね!
いやぁ高校生の展開は無限大だな、うん。
妄想ばかりが膨らみます♡←書けよ

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