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例えばこんな日常

第18章 超短篇詰め合わせギフト


《天然(リアル)》
◆アウトドアな二人の休日◆




パチパチと鳴る火に木枝を焼べながら、お玉で鍋をかき回すリーダーの背中に問い掛ける。


「どう?煮えてそう?」

「ん〜…わからん」


こちらに振り向くと、難しい顔をしてなおもグルグルとひたすら鍋をかき回す。


「くふ、あんまやんなくていいよ?
しばらく蓋してたらオッケーだから」


笑いながらそう言えば『あぁそっか』と照れたように笑って、傍にあるチェアに腰掛けた。


そんなリーダーの仕草に、俺も自然と笑みがこぼれる。


「…相葉ちゃん、なんか手伝おっか?」


パキ、と小枝を踏みながら、窺うようにケープの中に入ってきたリーダー。


「あ…じゃ一緒にやる?」


投げかけるとすぐ笑顔になり、頷きつつ隣にやってきて。


「なに?おにぎり?」


俺の手元を覗き込むリーダーの手を、ペットボトルの水でサラサラ洗ってやる。


「そ。おにぎりはね、塩をひとつまみ入れてね。
強く3回、優しく3回、こうやって…」


両手で優しく握り込んで、リーダーにお手本を見せると。


「…それ食べたい」

「え?これ?」

「うん、それ」


俺をじっと見ながらそう言うと、おにぎりを持つ俺の指ごとパクッと食べられた。


「あ…」


わざと俺の指をチュッと音を立てて吸い上げる仕草に、一瞬にして体に電気が走った感覚になって。


「…じゃ、俺こっち握ろっかな」

「あっ…ちょ、やだ、」

「強く3回、優しく3回…だっけ?」


ケープの外で、鍋の蓋がカタカタ揺れている音が聞こえる。


その音も、俺の抵抗すらも聞き入れられることはなく。


パチパチと鳴る火に煽られながら、俺たちは大自然の中で熱い夜を過ごした。



***



野外でなにやってんだこの人たち(笑)←二回目

おにぎりの握り方は、マナブで相葉くんがレクチャーされてたのを頂きまして。

ね…ってどこ握ってんだおじさん!←
(´・∀・`)え?俺?

なんでこんなの書いちゃったんだろう過去の自分。
ごめんなさいね、私の中では天然はこんな雰囲気じゃないのに(笑)
まぁいっか^o^←開き直り

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