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例えばこんな日常

第18章 超短篇詰め合わせギフト


《嵐(潤side)》
◆KIRIN『しあわせ一番町』篇より◆その②




結局、俺たちのたまり場と化したにのの家。


あの引越しの日に見た海がみんな忘れられなくて、何かにつけてこの家に集まるのが最近の俺たちの日常になっていて。


今日は、キッチンを借りて俺が仕切っての料理中なんだけど…


「あっちゃぁ~もう無理ぃ〜、気持ち悪ぅ」


目をぎゅっと瞑って鶏肉の皮を剥がす大野さんの横で、クツクツと笑いを堪える翔くん。


つぅかなんであの人がやらされてんだ?


「…ねぇそんな切り方?それ正解?」

「え、俺んちのカレーこのサイズ」

「あぁ、あなたんち変わってるもんね」

「おまっ…黙ってもやしでもちぎってろ!」

「そんなんねぇよばーか」


にのと相葉くんに野菜切りを任せたけど…
こっちも采配ミスか。


「おーい、ちゃんとやってるー?」


キッチンからリビングへ呼びかけると、一同に「やってるよー」と返ってきた。


正面には、沈みかけのオレンジがきらきら光ってて。


縁側の戸は常に開いていて、そこから見える海はいつも静かに色んな表情を俺たちに見せてくれる。


まるで、俺たちを見守ってくれているみたいに。



これからも…
この緩やかな時間をこうして過ごしていけたら。


この"しあわせ"が、当たり前と思えるように。



「翔くんもうダメだ俺〜」

「も〜はいはい」


「あ、相葉さんうまいそれ」

「だろ?先生って呼べよ」



ずっとずっと…


こうしてみんなで笑っていられますように。



***



潤くんに乗せてちょっと語ってみちゃった。

いつも応援してくださる皆さんへ想いを馳せて。

いつも同じ時間を共有してくれる仲間へ愛を込めて。

私たちはずっとここにいるよ。

いつだって変わらずに。

だからまた一緒に笑おうね。


そして出来上がったカレーを食べたファーストリアクションはこちら↓

(`・3・´)うんめぇ!
(*.゚ー゚)ん、んまい。
(´・∀・`)あ〜…うまいね。
(*‘◇‘)ちょー美味しいこれ!
ノノ`∀´ルうん、うまい!

無事に美味しく頂けましたとさ^o^♡

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