貴方に溺れて~眼鏡をかけたドS秘書~
第8章 Secret SweetTime7 ~最後の時間 前編~
目が覚めると、私は自分のベッドにいた。
お部屋には気分を落ちつかせるアロマクラリセージが焚かれている。
私は朦朧とした意識の中で道明寺さんといたホテルからカイトに助け出されて
お家に連れ帰ってくれたらしい。
はぁ・・。
でもいつまでも寝て入られないな。
ずいぶんとカイトに心配かけてしまったもの・・。
私は恐る恐る2階から階段を下りていくと手に包帯を巻いたカイトが私の大好きなクロワッサンとみるくてぃを作ってくれていた。
何で包帯なんか巻いてるの?
もしかして私相当暴れた?
そう思うと少しずつ治まっていたはずの胸の痛みがまたチクチクと私の心を刺激する。
でももう心配かけたくないし、いつも通り明るく振舞わないと。
「カイト、おはよ~。」
「お嬢様・・。」
「あれ~。何で社長じゃなくてお嬢様なの?」
「何か気使われる嫌だなぁ。ほらこの通りいつもの私でしょ?だからカイトも。ね?」
「ふふふっ。私の想像以上に社長はお強くなられたようだ。でも私の前で無理はしなくて宜しいのですよ?」
「へ?私・・無理なんか・・して・・ないよ?あれ・・おかしいな。どうして涙が出てくるんだろう」
「今日1日だけはお嬢様と呼ばせてください。明日には元に戻りますから」
そう言いながらカイトは私の頭を撫でながらおもっきり抱きしめてくれた。
「カイト・・うっっ・・。これじゃあ社長失格だよね・・。」
「あんな事があった後なのですから・・。どんな女性でも傷つくのは致し方ないと思いますよ?」
「何だか今日のカイト優しいね。」
「ふふふっ」
お部屋には気分を落ちつかせるアロマクラリセージが焚かれている。
私は朦朧とした意識の中で道明寺さんといたホテルからカイトに助け出されて
お家に連れ帰ってくれたらしい。
はぁ・・。
でもいつまでも寝て入られないな。
ずいぶんとカイトに心配かけてしまったもの・・。
私は恐る恐る2階から階段を下りていくと手に包帯を巻いたカイトが私の大好きなクロワッサンとみるくてぃを作ってくれていた。
何で包帯なんか巻いてるの?
もしかして私相当暴れた?
そう思うと少しずつ治まっていたはずの胸の痛みがまたチクチクと私の心を刺激する。
でももう心配かけたくないし、いつも通り明るく振舞わないと。
「カイト、おはよ~。」
「お嬢様・・。」
「あれ~。何で社長じゃなくてお嬢様なの?」
「何か気使われる嫌だなぁ。ほらこの通りいつもの私でしょ?だからカイトも。ね?」
「ふふふっ。私の想像以上に社長はお強くなられたようだ。でも私の前で無理はしなくて宜しいのですよ?」
「へ?私・・無理なんか・・して・・ないよ?あれ・・おかしいな。どうして涙が出てくるんだろう」
「今日1日だけはお嬢様と呼ばせてください。明日には元に戻りますから」
そう言いながらカイトは私の頭を撫でながらおもっきり抱きしめてくれた。
「カイト・・うっっ・・。これじゃあ社長失格だよね・・。」
「あんな事があった後なのですから・・。どんな女性でも傷つくのは致し方ないと思いますよ?」
「何だか今日のカイト優しいね。」
「ふふふっ」