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秘密

第25章 2人



窓から差し込む光で目が覚めた

こんなの初めてだ
いつも窓のない部屋だから



隣を見れば大ちゃんがぐっすり眠っていた

「ん〜んんん んんんんん〜」

あ。なんかいい歌できそう



「ん、?あ、おはよぉ、ルナ」

「おはよ、大ちゃん」

寝ぼけているのかわからないけど大ちゃんにぎゅーってされた

まだ朝だから力が入らないのか優しく包み込むような感じ


「さっきの歌…なんて曲…?」

「あ、」


聞かれてたかぁ…

「まだ決めてないよ、さっき思い浮かんだだけ…」


「すぐできる?」

大ちゃんから引き剥がされるとルナの目を見て聞いてくる


「うん、」


「じゃあ行こ」






そう言って連れてこられたのはこの前【ユメニカケル】作った防音室

手際よくキーボードを繋いでくれる



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