秘密
第29章 別
※大野side
長瀬くんは終始涙目で俺らに言った
『ルナのためにも頑張れ』って
ルナが死を選んだことが
俺は納得いかなかった
あんなに幸せそうな顔してたのに
きっとそれはメンバーみんなが思ってる
手にあるのはルナが残したCD
メンバーを家に呼んで聞くことにした
長瀬くんとは病院で別れて
乗ってきた松潤の車で
俺の家に向かった
みんな泣かなかった
頑張らないとって心に誓った
無言のまま俺の家に着くと
「おじゃまします」
と言って入っていくメンバー
ルナが初めて来た時知らなかった言葉
俺の目からは涙が止まらなかった
翔ちゃんが背中をさすってくれた
「智くん…みんな辛いんだよ…」
そう言われた
俺は自分だけが
泣いていることに気がついた
引きつっている笑顔
気使わせたんだ
涙を拭いCDレコーダーを出して
リビングに向かった
「じゃあ…っ、いくよ」
みんなの目は真剣そのものだった
俺は震える指で再生ボタンを押した
長瀬くんは終始涙目で俺らに言った
『ルナのためにも頑張れ』って
ルナが死を選んだことが
俺は納得いかなかった
あんなに幸せそうな顔してたのに
きっとそれはメンバーみんなが思ってる
手にあるのはルナが残したCD
メンバーを家に呼んで聞くことにした
長瀬くんとは病院で別れて
乗ってきた松潤の車で
俺の家に向かった
みんな泣かなかった
頑張らないとって心に誓った
無言のまま俺の家に着くと
「おじゃまします」
と言って入っていくメンバー
ルナが初めて来た時知らなかった言葉
俺の目からは涙が止まらなかった
翔ちゃんが背中をさすってくれた
「智くん…みんな辛いんだよ…」
そう言われた
俺は自分だけが
泣いていることに気がついた
引きつっている笑顔
気使わせたんだ
涙を拭いCDレコーダーを出して
リビングに向かった
「じゃあ…っ、いくよ」
みんなの目は真剣そのものだった
俺は震える指で再生ボタンを押した