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秘密

第15章 頼

「嵐さんにだけは…やめてください…」

D「じゃあ、お構いなく。あ、見えるところに怪我つくらせないので」

けが??

考えているうちにお腹にディレクターさんの拳が
「うぅ…」
あまりの痛さにうずくまっていると
肩を掴まれ何回も何回も殴られ蹴られた

どういうこと……
なんでこんなことに…

ドアの向こう側から嵐のしゃべり声が聞こえてくる

「助けて…………」

カスカスで声にもならない声で放ったこの言葉が
嵐に届くはずもなかった

もう何発目か分からないパンチで
D「今日はこのへんにしときます。このこと嵐さんに言ったらどうなるかわかってますよね?」

今日は…?また次もやられるのかな..

「わ、わかってます……」

この一言を聞くとディレクターさんはさっさと部屋を出て行ってしまった

解放された
半袖を着ていた腕には全く痕がなかった
お腹を見るとたくさんの痣ができていた

本当に見えるところにはつけなかったんだ

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