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秘密

第15章 頼

それからもあの人による暴力は続いた
収録が終わるたびに部屋に連れて行かれた

でも殴られる範囲が広くなっていったんだ
足、肩…パーカを着てた日には腕までも

毎日のようにお風呂に入るのが怖かった
鏡に映る自分の姿
全ての痣を照らすような光

お仕事に行かなければこんな事にはならない
そんなの分かってる
でももし行かなかった日にあの人の怒りの矛先が嵐に向かったら?
そう考えると行かずにはいられなかったんだ













そしてあの日が来た

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