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その言葉を聞いた瞬間、今まで強気だった北浜の顔がみるみる真っ赤に染まっていく。



え、この反応って......




「まさか、まじで？」




どんどん萎縮してしたにうつむいてしまう北浜の顔。



「ふはっ、まじかよ！そんなんでよく俺に説教できたね。自分の理想を押し付けないでよ。」






その言葉に北浜の肩がビクッと揺れる。

俺はそんな反応に言葉を止めることなく責めるようにまくし立てた。




「恋愛初心者には早すぎたかもね、こういう過激なお付き合いは。」





バッと俺を見上げたその端正な顔は落ち着き払ったいつもの顔じゃなくて、感情がよくわからない








泣きそうな顔。








急に体が後ろへ傾き、その隙間から北浜はするりと抜け出して走って会議室から出て行ってしまった。



どうやら俺を突き飛ばしたみたいだ。





「ってー....突き飛ばすか？」




強く突き飛ばされたお腹をさすりながら出口に目を向ければもうそこには姿はない。