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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

艶のある黒髪は無造作に流されて、キチンと着込まれたスーツに包まれた彼の体はいつも綺麗に背筋が伸びている。



でも確かに、ここにいる奴らとはタイプが違うよな...見るからにカースト上位に属しているようなこの軍団の奴らは、今まで関わることのないような人だろう。




それによく喋る北浜先輩に比べたら、確かに彼は寡黙かもしれない....








「あんな地味な人とじゃ、やる気でなーい!」


「おい...」




とりあえず先輩だし、エリカを咎めるもののどうやら愚痴は止まらないようだ。





まぁ、俺は深く関わることはないだろうし関係ないな。




そう思い、えりかの話を聞き流しながらご飯を食べ進めた。



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