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かわいい。




そんなもの葵に対して思うのは自然のことだ。

でも高田がそういうのはなぜか嫌でまたムカムカが広がっていく。





「さっきもさ、小動物みたいで思わず撫でちゃったよ。」




そう言って笑う高田に





「......ふーん...」





と、そっけない返事を返してしまう。





そんな俺の態度に高田が気づいたのかごめんな、うるさかったな。と言ってまた黙り込んでしまった。







そんなことを言わせたいわけじゃないのに。






「俺のこと、病院まで運んでくれたんだってな。ありがとう。」




「あぁ、いやいや。」





そこでまた俺たちの会話は止まってしまい高田は気まずそうに腰を上げた。





「俺、そろそろ帰るわ。」



「えっ.....」