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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第16章 ニリンソウ

Sho side

帰るね,とメールを送ると
思わぬ返信が来てびっくりした

でも,この間呑んで楽しかったし
潤が誘ってくれるならいいか…と
簡単に返信をして
タクシーで居酒屋に向かった

「「お疲れ様~!」」

同じような可愛い笑顔で
俺を迎えてくれる

…ホント,兄弟みたい…

潤の隣に座ってメニューを選んだ

今日は潤も離れていかない

翔「ってか良かったの?二人だって久しぶりなんでしょ?」

「…え?…あぁ…うん…」

昨日電話で『斗真忙しいみたいで久しぶりなんだ』と
嬉しそうに話してた潤を思い出した

潤「翔くん呼ぶ?って聞いたらめっちゃ喜んでんだよコイツ…」

潤が呆れながらも俺に笑顔を向けてくれる

思わず顔が緩んで潤を見つめると

「なんだ!そーゆーこと?やっぱり!」

斗真が突然大きな声で
身を乗り出してきた

翔「何?どうした??」

潤「なんだよ?」

びっくりして二人で斗真に目をやると

息ピッタリ~と笑っていた

思わず潤と顔を見合わせる

潤「なんだよオマエ,感じ悪っ」

悪態をつく潤を窘めて
斗真の様子を伺った

…もしかしてバレタ…?

「ふーん…そっか…潤,両想いで良かったな」

俺と潤を交互に見て
一人で納得して笑顔を向けてくる

…十中八九バレてるけど…
ここで下手に墓穴掘るのも…なぁ…

潤「…なにが…だよ?」

潤もバレタことに気づいたか…?

「え~?…ね?しょーくん♡」

斗真がわざと可愛く首を傾げて
俺の手を握ってきた

潤「ちょ!やめっ…翔くん関係な…ぃ…だ…ろ?」

潤が思い切り動揺して慌てる

…あのね,潤くん…ソレ,ばらしてるようなモノよ?

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