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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第19章 シンビジウム

Jun side

翔くんの膝の上で抱き締められて

その温もりを感じて

小さなことなんて記憶になくても
この温かさがあればいっか…と思う

でも…

潤「ほんと翔くんの天使は昨日大変だったんだよ?」

昨日のことを言うと

翔「ごめんね…?」

顔を赤らめて恥ずかしそうに
少し申し訳なさそうになるのが可愛くて

つい揶揄うように言ってしまう

潤「でも…可愛かった」

そう言うと

翔「潤の方が可愛いよ…」

…天使だからね,なんて言われて
今度は俺の顔が熱くなる

潤「今度2人でいっぱい呑もうね?」

翔くんの頬を包んでキスを落とすと

翔「俺しばらく酒は自重する…」

ため息を吐くから

潤「酔ったらまた介抱してあげるよ?」

思わず笑いが零れる

しばらく笑い合いながら啄むキスを繰り返してから

潤「俺,結婚なんてできなくても
翔くんがいてくれれば幸せだからね?」

視線を絡めて真剣に伝えれば

一瞬翔くんの目が大きく開かれて

翔「うん…俺も潤がいればそれでいい…」

キツく抱き締められた

長く一緒にいれば
不安になることだってたまにはある

でも大切な人が傍にいてくれれば幸せで

何があってもそれだけは変わらないから

…心のままにきっと素直に向かい合えば
深くなれるはず…


* To be continued....


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