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Kazunari side

二人の荒い呼吸と
外の喧騒が絡まって
変な気分になった

和「はぁ…大野さ…」

気怠い躰を起き上がらせて
隣で壁に凭れて座る大野さんの首に
腕を絡めて膝に座った

智「んっ……んんっ…」

自然と唇を重ね合わせて
舌を絡めていく

和「んんっ…ふぅっ…んっ」

いつも終わった後こんな風に
抱き合うなんてしないのに

仕事の合間に
こんなところで…

そんな背徳感にも似た感覚が
大野さんに触れたい…と思わせる

でも…
触れていたら…
何度熱を解放しても
躰には熱が溜まってきて
また躰の奥をジンジンと疼きが走る

智「はぁっ…ニノ…」

それは大野さんも同じなのか
俺を見つめる瞳の奥には
熱が灯る

再びどちらからともなく唇を重ねると
お互いに力を取り戻しつつある中心が
くちゅっと音をたてて絡み合った

和「んんっ…」

ビリッと脳に痺れが走った

何度交われば気が済むんだろう…

躰を重ねても重ねても…足りない

もっと大野さんに触れたくなる

和「んっ…っ……っ」

もっと…とねだるように
舌を絡めながら

蜜が溢れだした大野さんの中心に
自分のモノをこすり付けていた