センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第3章 コチョウラン
Sho side
パスタは本当に美味しくて
高級な店で食べてるみたいだった
勧められたワインを煽ると
緊張は少し解れた
食べ終わって
潤が目の前の椅子に座りなおした
今さらながら潤の方が緊張してることに気づく
潤「…聞いて欲しい話があって…」
深呼吸しながら硬い声で話始める潤につられて俺もまた少し緊張してきた
翔「ん…どうした?」
なんとか言葉を繋ぐけど
真っ直ぐに見つめてくる潤の瞳を
やっぱり見ることはできなかった
潤「翔さん…怒ってる?」
しばらく黙っていた潤が口を開いた
その言葉に心当たりがなくて潤を見ると
叱られた子供の様に肩を落として俯いていた
翔「怒ってないよ?っていうか何に怒るんだよ…」
そう言っても潤は顔をあげない
潤「風邪ひいたし…結局…いつも迷惑ばっかりかけてるから…」
潤の声が震えて泣き出しそうな声に変わった
思わず抱きしめたくなるのを
視線を逸らして両手を握って耐える
翔「…そんなこと気にしてないよ
迷惑とか…思ったこともないし…」
潤「嘘だ…」
俺の言葉に被るように呟いた潤は
いつの間にかまた俺を見ていて
思いもよらない言葉に視線を戻した俺の瞳を射るように捉えていた
ドクンと熱が溜まる
翔「…嘘じゃねーよ…」
瞳から逃れられないまま
動揺を隠そうとすると言葉が強くなる
そんな自分にますます動揺して
顔を逸らすことしかできなかった
潤「…なんで…」
消え入りそうな潤の声が微かに届いた
もう一度,視線を戻すと
潤の頬に一筋の線が光っていた
パスタは本当に美味しくて
高級な店で食べてるみたいだった
勧められたワインを煽ると
緊張は少し解れた
食べ終わって
潤が目の前の椅子に座りなおした
今さらながら潤の方が緊張してることに気づく
潤「…聞いて欲しい話があって…」
深呼吸しながら硬い声で話始める潤につられて俺もまた少し緊張してきた
翔「ん…どうした?」
なんとか言葉を繋ぐけど
真っ直ぐに見つめてくる潤の瞳を
やっぱり見ることはできなかった
潤「翔さん…怒ってる?」
しばらく黙っていた潤が口を開いた
その言葉に心当たりがなくて潤を見ると
叱られた子供の様に肩を落として俯いていた
翔「怒ってないよ?っていうか何に怒るんだよ…」
そう言っても潤は顔をあげない
潤「風邪ひいたし…結局…いつも迷惑ばっかりかけてるから…」
潤の声が震えて泣き出しそうな声に変わった
思わず抱きしめたくなるのを
視線を逸らして両手を握って耐える
翔「…そんなこと気にしてないよ
迷惑とか…思ったこともないし…」
潤「嘘だ…」
俺の言葉に被るように呟いた潤は
いつの間にかまた俺を見ていて
思いもよらない言葉に視線を戻した俺の瞳を射るように捉えていた
ドクンと熱が溜まる
翔「…嘘じゃねーよ…」
瞳から逃れられないまま
動揺を隠そうとすると言葉が強くなる
そんな自分にますます動揺して
顔を逸らすことしかできなかった
潤「…なんで…」
消え入りそうな潤の声が微かに届いた
もう一度,視線を戻すと
潤の頬に一筋の線が光っていた