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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第24章 アイビー

Jun side

潤「んー……」

微かな物音と
肌寒さを少し感じて

あー…寝てたのか…と思いつつ
瞼を開けると

「――っ!」

言葉は聞き取れないけど
翔くんの声が聞こえて

そっちを振り向くと

顔を少し赤くした翔くんが
リビングに戻ってきた

醒めてない酔いと
目覚めたときに1人だった淋しさで

潤「…遅い…」

と文句を呟くと

近づいてきた翔くんに唇を塞がれた

潤「ん…っ…」

翔くんにやっと触れられて
さっきまでの淋しさなんて忘れて

躰の片隅にあった熱が
どんどん膨らんでくる

目の前の首に腕を回して

もっと…と強請るように
唇を深く重ねようとすると

翔「だめだって…向こうに斗真いるから…」

ちゅっとリップ音を立てて
唇を離される

躰まで離されると
もっと触れたくて仕方なくて

潤「ちゅーくらいなら平気だよ…」

離れた翔くんの躰を引き戻して

ペロ…と翔くんの唇を舐めてから
何度も啄むように唇を重ねた

翔「んっ…ふ…っ…潤っ…だ,めってば…」

我慢できなくなるから…と
また躰を押し戻されて

普段抵抗なんてされないから
そうされると淋しくて余計触れたくなる

潤「んーっ…もうちょっと…」

離れる翔くんの躰を何度も引き寄せて
唇を合わせ続けた



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