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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第26章 キキョウ

Sho side

力なく,縋るように抱きついてきた潤の躰は
ものすごく熱くて

翔「ちゃんと寝てないと…な?」

キスをしてベッドに寝かせると
きゅっと服を掴んできた

潤「一緒にいて…」

人恋しいのかいつもより甘えん坊の潤が可愛い

翔「わかった…飲む?買ってきたんだ…」

スポーツドリンクを見せると小さく頷いた

キャップを開けて自分の口に含み
そっと唇を重ねる

潤「んっ……」

潤のナカへ液体を流し込むと
コクン…と喉を鳴らしてのみ込んだ

潤「はぁ…うつっちゃうかも…」

熱のせいで高揚した頬と
潤んだ瞳で見上げながら困ったように笑う

翔「いいよ?その方が早く治るだろ…?」

潤「でも…翔くんも仕事あるのに…」

うつっちゃう…と心配してるけど…
手はギュッと俺の腕を掴んでいて

離れる気はないみたい…

その様子に思わず頬が緩む

翔「いいよ…うつったら…潤に看病してもらうから…ね?」

そう言うと、ふふっと安心したように笑って目を閉じた。

しばらく手を握って
髪を撫でていると

少し荒いけど…規則正しい寝息が聞こえてくる

潤の頭に買って来た冷えピタを張って

スポーツドリンクは枕元に置いて
寝室を出た

翔「さて…なんか…作ってみるか…」

声に出して気合を入れて
買ってきた食材とスマホをスタンバイしてキッチンに入った

えーっと…まず…大根と…はちみつ…??

いや、米が先か…?

ブツブツ独り言を言いながら
スマホの画面をポチポチとタッチした

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