センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第29章 ラズベリー
Jun side
潤「到着っ♪」
千葉の海岸は人気がなくて
もちろんイルミネーションとかもやっていないから
街灯のないそこは真っ暗で
その代わり上を見上げると
無数の星がキラキラ輝いていた
潤「降りれるかなー…」
せっかくなら星空の下を少し散歩したいな,と
真っ暗で見えづらいけど
車の中から外を伺っていると
翔「行こう?誰かいても真っ暗だから…すぐにはバレないよ」
翔くんがそう言いながら
シートベルトを外してキャップを被っているから
俺もキャップを深く被ってエンジンをきって
2人で外に出た
星が降ってきそうなほどの星空を見上げて
静かに響く波の音を聞きながら
ゆっくりと浜辺を並んで歩く
潤「真っ暗だけど…綺麗だね…」
夜の海は真っ暗だけど
真っ暗だからこそ楽しめるものがあって
翔「そうだな…潤…」
潤「ん?」
呼ばれて返事をすると
コツンと俺の右手に翔くんの左手が触れた
その手に擦り寄るように手を動かすと
指を絡めて手が繋がれて…
ぎゅっと握り返した
翔「寒くない?」
潤「ん…大丈夫…」
人がいないから
今が夜だから
普段はこんなこと絶対できないけど
屋根の下じゃなく大きな空の下で
こうやって手を繋いで歩ける幸せを噛み締めて
少しの間砂の上を歩いた
潤「到着っ♪」
千葉の海岸は人気がなくて
もちろんイルミネーションとかもやっていないから
街灯のないそこは真っ暗で
その代わり上を見上げると
無数の星がキラキラ輝いていた
潤「降りれるかなー…」
せっかくなら星空の下を少し散歩したいな,と
真っ暗で見えづらいけど
車の中から外を伺っていると
翔「行こう?誰かいても真っ暗だから…すぐにはバレないよ」
翔くんがそう言いながら
シートベルトを外してキャップを被っているから
俺もキャップを深く被ってエンジンをきって
2人で外に出た
星が降ってきそうなほどの星空を見上げて
静かに響く波の音を聞きながら
ゆっくりと浜辺を並んで歩く
潤「真っ暗だけど…綺麗だね…」
夜の海は真っ暗だけど
真っ暗だからこそ楽しめるものがあって
翔「そうだな…潤…」
潤「ん?」
呼ばれて返事をすると
コツンと俺の右手に翔くんの左手が触れた
その手に擦り寄るように手を動かすと
指を絡めて手が繋がれて…
ぎゅっと握り返した
翔「寒くない?」
潤「ん…大丈夫…」
人がいないから
今が夜だから
普段はこんなこと絶対できないけど
屋根の下じゃなく大きな空の下で
こうやって手を繋いで歩ける幸せを噛み締めて
少しの間砂の上を歩いた