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Sho side

潤と手を繋いで歩くなんて
普段は絶対できないし

普段撮影で求められた時くらいだから
こんな風に外で寄り添って歩けるだけで

凄く特別な気がして
幸せだった

潤「星…すごいねぇ…」

上を見上げて嬉しそうに笑う潤を見ながら
繋がる手の温もりを感じて安心する

暗闇で顔が見えなくても
潤が今どんな顔をしているのか
ちゃんとわかる

潤のキラキラした天使みたいな笑顔は
しっかりと目に焼き付いているから…

星空に似合う,綺麗な笑顔…

潤「翔くん…?」

何も言わない俺に不安になったのか
首を傾げて俺を見る

その表情も…見えないけど,わかるよ…

翔「ふふっ…前見て歩かないと転ぶよ?」

潤の後ろに回って
背中からそっと抱きしめた

翔「誰も居ないし…ちょっと座ろうか?」

潤のあったかい背中を抱きしめながら

砂浜の端っこに2人で並んで座った

潤「たまには外でデートもいいね,ドライブも楽しかったし」

コツンと潤の頭が肩に乗って
その躰を自分に引き寄せた

翔「これ,チョコのお返しね?」

ポケットから小さな箱を取り出して差し出した

潤「ありがとうっ…キャンディ?」

翔「うん…媚薬は入ってないよ?」

潤が開けた箱の中のキャンディを一つ取って

自分の口で咥えて

そっと潤の口の中に押し込んだ