センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第32章 ルビー
kazunari side
モヤモヤした気持ちが
言葉と一緒にブワッと溢れて
でもその黒いモノごと
全部を力任せに抱きしめられた
智「松にぃのことは昔の話だし…最近は飲みにも行ってないだろ?」
わかってるよ,そんなの…
和「でも……んんっ…んーっ」
何か言おうとすると
すぐに唇を塞がれて
抱きしめられて
何も言えなくなる
ずるい…
智「ホントはずっと閉じ込めておきたいんだからな…?でも,お前を縛りたくないんだよ…」
ほらね…そーやって…
ずるいことばっかり言う
和「…智になら縛られてもいーもん…」
むしろ,もっと気にしてよっ
いつもモヤモヤしてるのはオレばっかり…
智「…ちょっと待ってて…?」
抱きしめられていた腕が外れて
あっさり躰が離れていった
さっきまで温められてた肌が
ひんやりした部屋の空気に触れて
寒くて,心細くなる…
ソファに体育座りをして蹲った
傍に居て欲しいのに…
なんでどっか行っちゃうんだろ
智「かず…」
頭の上から声が降ってきて
ふわっと抱きしめられた
でも顔を上げずにいると
抱きしめられたまま
ギュッと腕を掴まれて
智「後悔するなよ?」
いつもより低い声が耳元で響いた
え??
顔を上げるとクルクルと手首に柔らかい紐がまかれている
へ…?
和「ちょっ…違う!そーゆー意味じゃないっ」
智「縛られても良いって言ったの,和也だろ?」
和「だから,違うってば!」
俺の叫びは,智にはちっとも届かなかった
モヤモヤした気持ちが
言葉と一緒にブワッと溢れて
でもその黒いモノごと
全部を力任せに抱きしめられた
智「松にぃのことは昔の話だし…最近は飲みにも行ってないだろ?」
わかってるよ,そんなの…
和「でも……んんっ…んーっ」
何か言おうとすると
すぐに唇を塞がれて
抱きしめられて
何も言えなくなる
ずるい…
智「ホントはずっと閉じ込めておきたいんだからな…?でも,お前を縛りたくないんだよ…」
ほらね…そーやって…
ずるいことばっかり言う
和「…智になら縛られてもいーもん…」
むしろ,もっと気にしてよっ
いつもモヤモヤしてるのはオレばっかり…
智「…ちょっと待ってて…?」
抱きしめられていた腕が外れて
あっさり躰が離れていった
さっきまで温められてた肌が
ひんやりした部屋の空気に触れて
寒くて,心細くなる…
ソファに体育座りをして蹲った
傍に居て欲しいのに…
なんでどっか行っちゃうんだろ
智「かず…」
頭の上から声が降ってきて
ふわっと抱きしめられた
でも顔を上げずにいると
抱きしめられたまま
ギュッと腕を掴まれて
智「後悔するなよ?」
いつもより低い声が耳元で響いた
え??
顔を上げるとクルクルと手首に柔らかい紐がまかれている
へ…?
和「ちょっ…違う!そーゆー意味じゃないっ」
智「縛られても良いって言ったの,和也だろ?」
和「だから,違うってば!」
俺の叫びは,智にはちっとも届かなかった