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kazunari side

今度は,ほぼ同時に熱を吐き出して
智が躰の上に倒れ込んできた

和「ん…ぁ…智…の…お腹いっぱい…」

躰のナカに流れ込んだ智の熱が
おなかの中で俺を満たしていた

智「かず…離れるなよ?」

ギュッと抱きしめられて
また耳元で低い声が響く

和「ん…離さないで?」

手を拘束されたまま抱きしめた

和「ね,手…とって?」

両手でトントンと背中を叩くと
腕の中から智が出てきて
するっと手首の紐を解いてくれた

智「離れようとしたら…また縛るから…」

いつものトロンとした表情じゃなくて
真っ直ぐに吸い込まれるような瞳で俺を見下ろしていた

和「絶対離れないよ…」

自由になった手で
智を抱え込むように抱きしめた

智がこんなに俺を求めてくれるなんて
思ってもいなかったから

一人で拗ねて,怒って…
やっぱり俺…バカみたいじゃん

和「…ごめん…」

恥ずかしいから肩に顔を埋めて謝っといた
ふふっと笑い声が聞こえて
髪を優しく撫でてくれた

智「風呂入ろう…?」

暫くして智の躰が離れて
ナカから智の感触も抜けていく

和「ぁんん…ぁ…んんっ」

ちょっと寂しいけど
変わりに唇が降ってきて満たしてくれた