センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第33章 フクジュソウ
Sho side
ニセコのグランドホテルの傍に
カマクラを作って遊べる施設があった
ホントは大人数でカマクラ作り体験…
みたいなプランらしいけど
潤の知り合いの伝手で
一般客とは別に
場所を貸して貰えることになった
その代わり,見晴らしの良い場所ではなくて
端っこで,周りに何もない所
「こちらですが…宜しいですか?」
案内してくれたスタッフの人は
申し訳なさそうに言うけど
隅っこで人の目が気にならない…
俺達には願ったり叶ったりな場所だった
翔「十分ですよ…ありがとうございます!」
潤「ありがとうございます,あとは自分達でやるので…宜しくお願いします」
道具を貸してもらって
さっそくカマクラ作りを始めた
平らな所から作るのは大変だから
降り積もった雪に穴を掘っていく作り方
翔「よっしゃ,こっち側は俺に任せろっ」
夢中で掘り進めていくと
中はどんどん広くなっていく
潤「外からあんまり見えないよーに…入り口は狭めで…あ,窓作ろっかっ」
俺が奥へと掘り進めて
潤が周りをお洒落に飾っていく
共同作業はどんなことでも楽しいし,嬉しい
潤「みてっテーブルできた!!後で甘酒貰ってきて飲もうねっ」
嬉しそうに笑う潤が可愛いくて
思わずちゅっと頬にキスをした
翔「ふふ…早く作ってゆっくりしたいね」
耳元で囁くと,頬を染めて頷くから
また抱きしめたくなった
早く潤に触れたくて…
一生懸命白い雪を掻き出した
壁に少し穴を掘って
キャンドルを置く台をいくつか作り,火を灯す
テーブルの上にも
窓にもキャンドルを置いて
幻想的な雪の家が完成した
ニセコのグランドホテルの傍に
カマクラを作って遊べる施設があった
ホントは大人数でカマクラ作り体験…
みたいなプランらしいけど
潤の知り合いの伝手で
一般客とは別に
場所を貸して貰えることになった
その代わり,見晴らしの良い場所ではなくて
端っこで,周りに何もない所
「こちらですが…宜しいですか?」
案内してくれたスタッフの人は
申し訳なさそうに言うけど
隅っこで人の目が気にならない…
俺達には願ったり叶ったりな場所だった
翔「十分ですよ…ありがとうございます!」
潤「ありがとうございます,あとは自分達でやるので…宜しくお願いします」
道具を貸してもらって
さっそくカマクラ作りを始めた
平らな所から作るのは大変だから
降り積もった雪に穴を掘っていく作り方
翔「よっしゃ,こっち側は俺に任せろっ」
夢中で掘り進めていくと
中はどんどん広くなっていく
潤「外からあんまり見えないよーに…入り口は狭めで…あ,窓作ろっかっ」
俺が奥へと掘り進めて
潤が周りをお洒落に飾っていく
共同作業はどんなことでも楽しいし,嬉しい
潤「みてっテーブルできた!!後で甘酒貰ってきて飲もうねっ」
嬉しそうに笑う潤が可愛いくて
思わずちゅっと頬にキスをした
翔「ふふ…早く作ってゆっくりしたいね」
耳元で囁くと,頬を染めて頷くから
また抱きしめたくなった
早く潤に触れたくて…
一生懸命白い雪を掻き出した
壁に少し穴を掘って
キャンドルを置く台をいくつか作り,火を灯す
テーブルの上にも
窓にもキャンドルを置いて
幻想的な雪の家が完成した