センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第33章 フクジュソウ
Sho side
林の中は寒いけど
風が遮られて静かだった
誰もいないから
少しだけなら…と
片方だけ手袋を外して
潤の指に絡めた
潤「翔くんの手,あったかいね…」
潤の指先は冷たくなってて
手を繋いだだけでは温められないから
繋いだまま,自分のポケットに突っ込んだ
潤「あ,ホッカイロあったんだ」
ポケットの中に入れておいたカイロで
すぐに手は温まる
翔「言えば良かったな,まだあるから後であげるよ」
そう言うと,躰を寄せて
腕も絡ませてくっついてきた
潤「大丈夫っ…こーやって翔くんにあっためてもらうから」
我慢して…と言いながら
可愛い仕草や言葉を
平気で俺に向けてくる
雪がなかったら
ここで押し倒してるよ?
間違いなく…
潤「翔くんっ,見て!これ良さそう」
俺がこんなに我慢してるのに
当の本人は無邪気に枝を探していた
…わかってやってんのかな…
少し恨めしく思いつつ…
俺の中の,雪で出来た理性の壁を
必死で叩いて固めた
手頃な枝が見つかって
かまくらに戻り,俺と潤の手を作る
潤「出来た!手繫げたよっ」
真剣な顔で作り上げた雪だるまを
キラキラ雪に反射しそうな笑顔で見せる
翔「じゃ…これも…」
変装用に持ってたサングラスをかけさせて
さっき潤に貰ったお守りを
雪だるまに持たせた
潤「あははっ,めっちゃ可愛いっ」
潤も自分のサングラスとお守りを持たせて
ついでに帽子も取って被せた
翔「完全に潤だねっ」
俺も自分の帽子を脱いで雪だるまに被せた
潤「ふふっ…なで肩の翔くんだ」
なかなかツーショットで
記念撮影なんて出来ないから
変わりに雪だるまのツーショットを
たくさんカメラに収めた
林の中は寒いけど
風が遮られて静かだった
誰もいないから
少しだけなら…と
片方だけ手袋を外して
潤の指に絡めた
潤「翔くんの手,あったかいね…」
潤の指先は冷たくなってて
手を繋いだだけでは温められないから
繋いだまま,自分のポケットに突っ込んだ
潤「あ,ホッカイロあったんだ」
ポケットの中に入れておいたカイロで
すぐに手は温まる
翔「言えば良かったな,まだあるから後であげるよ」
そう言うと,躰を寄せて
腕も絡ませてくっついてきた
潤「大丈夫っ…こーやって翔くんにあっためてもらうから」
我慢して…と言いながら
可愛い仕草や言葉を
平気で俺に向けてくる
雪がなかったら
ここで押し倒してるよ?
間違いなく…
潤「翔くんっ,見て!これ良さそう」
俺がこんなに我慢してるのに
当の本人は無邪気に枝を探していた
…わかってやってんのかな…
少し恨めしく思いつつ…
俺の中の,雪で出来た理性の壁を
必死で叩いて固めた
手頃な枝が見つかって
かまくらに戻り,俺と潤の手を作る
潤「出来た!手繫げたよっ」
真剣な顔で作り上げた雪だるまを
キラキラ雪に反射しそうな笑顔で見せる
翔「じゃ…これも…」
変装用に持ってたサングラスをかけさせて
さっき潤に貰ったお守りを
雪だるまに持たせた
潤「あははっ,めっちゃ可愛いっ」
潤も自分のサングラスとお守りを持たせて
ついでに帽子も取って被せた
翔「完全に潤だねっ」
俺も自分の帽子を脱いで雪だるまに被せた
潤「ふふっ…なで肩の翔くんだ」
なかなかツーショットで
記念撮影なんて出来ないから
変わりに雪だるまのツーショットを
たくさんカメラに収めた