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センニチコウ-変わらない愛を永遠に-

第34章 ランドスケープアゲート

Satoshi side

膝の上のかずの髪をふわふわ弄りながら
缶の中に残ってるビールを一気に呷った

かずの頭が中心に時折擦れて

こういうゆっくりできる時間も大事にしたいから

さり気なく少し腰を引く

智「せっかく連休だし明日どこか行く?」

そうは言っても運転はかずに任せることになっちゃうし
やっぱりゆっくりゴロゴロも捨てがたいし

でもかずとならどこかでデートもいいかな…

イロイロ考えながら下を向いて
アルコールで少し目の淵を赤くした瞳と視線を合わせると

和「行かないよ寒いのに…家にいる」

ぎゅっと腰に抱きつかれて

熱い吐息が下腹部にかかって思わず躰が跳ねた

反応しそうになる躰を誤魔化すように
鍋の中から適当に摘んで口に運ぶと

智「あちっ」

ちゃんと見なかったソレは豆腐だった

和「大丈夫?」

お腹からかずが離れて見上げてくる

智「かずも食べる?」

あまりの熱さに目尻に浮かんだ涙を拭って聞くと

頷いて少し躰を起こしたかずの口に
今度はちゃんと選んで熱くなさそうなキノコを運ぶ

智「あーん…」

和「ぁー…っ,あっついよ!」

口にいれた瞬間にかずが熱さに起き上がった

智「熱かった?ごめん…大丈夫?」

火傷してない?と唇に指を這わせると

涙目で見つめられて
我慢していたのにその瞳に煽られる

そのまま顔を近づけて
熱さを癒すように唇を重ねた

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