センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第34章 ランドスケープアゲート
Kazunari side
智「今年の初詣は何をお願いしたの?」
思い出したように智が聞いてくる
和「そりゃぁ,嵐の皆さんの健康をお願いしましたよ」
毎年同じ願い事
やっぱり躰が資本だから
これからも5人で
嵐を続けるために…
智「ふふ…それだけ?」
ニコニコした顔で首を傾げてくる
その仕草に,少しドキッとした
和「……それだけっ…だって人から借りたお金でそれ以上願えないでしょ?」
智「え…またお賽銭借りたの?」
ホントは…智とのことを願いたかったけど
それは自分の力で叶えようと思った
神頼みにはもうしない
和「だって,御財布持ってなかったんだもん」
ドキドキするのを隠して
視線を逸らしながらいうと
ふふ…と笑い声が聞こえた
こっそり視線を戻すと
俺を見る優しい瞳とぶつかる
顔が赤くなるのを誤魔化して
ビールを煽った
何年も一緒にいるのに
こうやって見つめられたり
ストレートに表現されるのは
まだ慣れない…
すき焼きをつまみに
ビールを飲みながら
他愛も無い話をして…
ゴロゴロして…
幸せだなぁ…と実感した
でもなかなか言葉に出来ないから
智の膝に頭を乗せて
抱きついてみる
智「かず,眠いの?」
和「んーん…眠くない…」
膝の上で頭を動かすと
智の躰がピクンと跳ねた
智「くすぐったいよ…」
言いながらも俺を退かそうとはしなくて
髪をさらさらと撫でてくれた
智「今年の初詣は何をお願いしたの?」
思い出したように智が聞いてくる
和「そりゃぁ,嵐の皆さんの健康をお願いしましたよ」
毎年同じ願い事
やっぱり躰が資本だから
これからも5人で
嵐を続けるために…
智「ふふ…それだけ?」
ニコニコした顔で首を傾げてくる
その仕草に,少しドキッとした
和「……それだけっ…だって人から借りたお金でそれ以上願えないでしょ?」
智「え…またお賽銭借りたの?」
ホントは…智とのことを願いたかったけど
それは自分の力で叶えようと思った
神頼みにはもうしない
和「だって,御財布持ってなかったんだもん」
ドキドキするのを隠して
視線を逸らしながらいうと
ふふ…と笑い声が聞こえた
こっそり視線を戻すと
俺を見る優しい瞳とぶつかる
顔が赤くなるのを誤魔化して
ビールを煽った
何年も一緒にいるのに
こうやって見つめられたり
ストレートに表現されるのは
まだ慣れない…
すき焼きをつまみに
ビールを飲みながら
他愛も無い話をして…
ゴロゴロして…
幸せだなぁ…と実感した
でもなかなか言葉に出来ないから
智の膝に頭を乗せて
抱きついてみる
智「かず,眠いの?」
和「んーん…眠くない…」
膝の上で頭を動かすと
智の躰がピクンと跳ねた
智「くすぐったいよ…」
言いながらも俺を退かそうとはしなくて
髪をさらさらと撫でてくれた