センニチコウ-変わらない愛を永遠に-
第36章 サボテン
Sho side
月曜日…
取材が終わって
いつものように
少し早めに控室に入った
「おはようございます」
萩原さんが部屋に入ってきて
今日使う資料の付け足しを持ってきてくれた
「今日も宜しくね」
翔「はい,こちらこそ宜しくお願いします」
他愛のない挨拶を交わして
また席について
今日のイチメンの整理を始める
でも,すぐに出て行ったと思っていた萩原さんが
まだそこにいて,なぜか俺を見ていた
翔「あれ…何かありました?」
「いや…」
ふっと笑った萩原さんは
トンと壁に凭れる
「嵐のメンバーは,皆元気?忙しそうだね?」
話をするその顔は
笑顔だけど少し違和感があった
でも,根拠もないから話を続ける
翔「はい…お陰様で,色々やらせていただく事も増えて…本当に感謝しています」
「…そう…」
会話の間がいつもと違う…
なんだろう…
そんな漠然としたものだけが残る
翔「メンバーの事も気にかけて頂いてるみたいで…あ,松本も萩原さんに声かけてもらったって嬉しそうにしてました」
潤の話を思い出して
お礼を言うと,急に萩原さんが笑いだした
「ははっ…そうか,それは僕も嬉しいな…松本君に宜しく言っといてくれるかな,僕…彼に興味あるんだよね…」
いつもみたいに
嵐を評価してくれてる言葉
でも,その表情に
背筋がぞわっとする感覚を覚えた
翔「興味ですか?」
「そう,彼…コンサートの演出とかドラマとかアイドルとしていろんな可能性があるよね」
そう語る萩原さんは
もういつものディレクターの顔で
…なんだったんだろう,さっきの…
「みんなメンバー想いのいい子たちだね」
そんな言葉を残して
萩原さんは控室を出て行った
月曜日…
取材が終わって
いつものように
少し早めに控室に入った
「おはようございます」
萩原さんが部屋に入ってきて
今日使う資料の付け足しを持ってきてくれた
「今日も宜しくね」
翔「はい,こちらこそ宜しくお願いします」
他愛のない挨拶を交わして
また席について
今日のイチメンの整理を始める
でも,すぐに出て行ったと思っていた萩原さんが
まだそこにいて,なぜか俺を見ていた
翔「あれ…何かありました?」
「いや…」
ふっと笑った萩原さんは
トンと壁に凭れる
「嵐のメンバーは,皆元気?忙しそうだね?」
話をするその顔は
笑顔だけど少し違和感があった
でも,根拠もないから話を続ける
翔「はい…お陰様で,色々やらせていただく事も増えて…本当に感謝しています」
「…そう…」
会話の間がいつもと違う…
なんだろう…
そんな漠然としたものだけが残る
翔「メンバーの事も気にかけて頂いてるみたいで…あ,松本も萩原さんに声かけてもらったって嬉しそうにしてました」
潤の話を思い出して
お礼を言うと,急に萩原さんが笑いだした
「ははっ…そうか,それは僕も嬉しいな…松本君に宜しく言っといてくれるかな,僕…彼に興味あるんだよね…」
いつもみたいに
嵐を評価してくれてる言葉
でも,その表情に
背筋がぞわっとする感覚を覚えた
翔「興味ですか?」
「そう,彼…コンサートの演出とかドラマとかアイドルとしていろんな可能性があるよね」
そう語る萩原さんは
もういつものディレクターの顔で
…なんだったんだろう,さっきの…
「みんなメンバー想いのいい子たちだね」
そんな言葉を残して
萩原さんは控室を出て行った