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Sho side

俺が助けてくれた…と潤は言うけど

俺のせいで潤がこんな目にあったことは明白な事実で

守りたいと思っていた存在を
俺自身が傷つけてしまっていたことが
許せないし,苦しい

でも…俺が謝ると
潤が泣くから…

それよりももっと
俺に出来ることがあるはずだから…

泣いている潤の頬をそっと包んで
優しく口づけた

潤「んっ…ふ…んんっ… 」

柔らかく…解すように…
全部…俺で満たせるように
少しずつ唇をずらして啄んだ

潤「ぁ…ん…はぁっ…翔く…ぁ…」

腕をきゅっと掴んで躰を震わせる

翔「…怖い?」

聞くと,口を結んで首を振る
そこにもう一度キスをした

翔「無理するなよ?怖かったら言って?
……やめないけど…ゆっくりするから…」

今日は嫌だって言われてもやめない…
ちゃんと忘れるまで…俺を刻みたい

潤の強張る躰に唇を滑らせていくと
頭に手が添えられて
確かめるように撫で下ろされた

潤「ぁっ…はぁっ…翔くん…近くにいて…」

小さく呟きが聞こえて
すぐに傍に戻る

潤「…翔くん…俺…汚い…よ…」

翔「何で?汚くないよ」

また潤の瞳が濡れる

潤「だって…翔くん以外の…」

翔「バカっ…汚くないよ!」

潤の言葉を遮って
ギュッと抱きしめた

翔「潤…？俺のこと,守ろうとしてくれてありがとう…」

潤「え…?」

翔「俺の仕事のために我慢してくれたんだろ?潤が俺を守ってくれたんだよ…ありがとう…」

…ごめん…という言葉は心の中だけで言った

翔「今度は…必ず,俺が守るから…もう我慢しなくていい…」

涙を吸い取って
また唇を重ねた